darling novel
□花火=恋の花☆
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「ねぇ紅蓮?」
ある日昌浩は祖父である晴明の式神である騰蛇。またの名を紅蓮に問うた。
「なんだ昌浩」
紅蓮は今の時代はヒトガタをとっている。
この頃は物の怪姿よりもこの姿でいるほうが多い。
ヒトガタの紅蓮の格好はというと白っぽいTシャツに赤っぽいロゴのついた服とジーパン姿で髪は神将姿のときと同じ濃色だ。
実は紅蓮はこの時代ではかなりもてる。…のだが自覚がない。
話しに戻る。
「あのね紅蓮。実は今日花火大会があるんだけど…」
「で?」
「でって…だから一緒にいかない?」
「いいぞ?」
「ほんと!?やった☆」
何故この孫はこんなに喜んでいるんだか…やっぱりまだ子供だな(笑
実は違う。昌浩はひそかに紅蓮の事が好き☆だから告ろうと花火に誘った。
そして紅蓮も昌浩には言わないが昌浩の事が好きなのだ。
いまだに喜び『紅蓮浴衣着るよね?』とか言いながら自分も浴衣の準備をしている。
本当に可愛い孫だな。
なんて紅蓮が顔を赤らめてたなんて秘密だ。