darling novel

□花火=恋の花☆
1ページ/4ページ

「ねぇ紅蓮?」


ある日昌浩は祖父である晴明の式神である騰蛇。またの名を紅蓮に問うた。


「なんだ昌浩」


紅蓮は今の時代はヒトガタをとっている。

この頃は物の怪姿よりもこの姿でいるほうが多い。

ヒトガタの紅蓮の格好はというと白っぽいTシャツに赤っぽいロゴのついた服とジーパン姿で髪は神将姿のときと同じ濃色だ。

実は紅蓮はこの時代ではかなりもてる。…のだが自覚がない。

話しに戻る。

「あのね紅蓮。実は今日花火大会があるんだけど…」

「で?」

「でって…だから一緒にいかない?」

「いいぞ?」

「ほんと!?やった☆」

何故この孫はこんなに喜んでいるんだか…やっぱりまだ子供だな(笑

実は違う。昌浩はひそかに紅蓮の事が好き☆だから告ろうと花火に誘った。

そして紅蓮も昌浩には言わないが昌浩の事が好きなのだ。

いまだに喜び『紅蓮浴衣着るよね?』とか言いながら自分も浴衣の準備をしている。

本当に可愛い孫だな。

なんて紅蓮が顔を赤らめてたなんて秘密だ。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ