11/08の日記

19:38
十四松夢(?)
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おそ松さん十四松夢です。
…というか、落書き程度に書いた雑なものです。
ほんとはRKRNサイトに上げるのもはばかられたのですが、おそ松さん好きだと言ってくださった方がいらっしゃったので…。
コメント残してくださった方々、返信できなくて申し訳ございません。





今日も十四松が家に来ている。
彼は勝手に来ては、勝手にDVDを見たり、勝手にアイスを食べたり、勝手に麦茶を飲んだりして過ごす。
いつもの事なので、彼のことは放っておいて、私も溜まった家事を片付けていた。
私がコスメボックスの掃除をしていると、さっきまでポテトチップスをかき込んでいた彼が、じーっと覗き込んできた。
「ねえ、それなに?」
「化粧水」
「これは?」
「オイル」
「こっちの英語書いてあるのは?」
「これはハンドクリーム――ねえ、どうしたの?」
「なんか、女の子の持ち物って不思議…」
「まあ、松野兄弟は持ってないかもね」
「あ、でもこのハンドクリーム、トド松がもってるのと一緒。色はピンクだったけど」
「え、そうなの。これ、口コミ良かったから買ってみたんだけど…さすがトド松」
自分可愛さのため、そして女の子にモテたいがための、女子力。
あの人、努力の方向そっちで良いのかな。
なんとなく成功しているとも失敗しているとも言い難い。
十四松はまだハンドクリームを手に取って、じーっと見ている。
「良い匂いなんだよ。使ってみる?」
「うーん、この家でトド松を思い出すのはちょっとヤダな」
本当に嫌そう。
意外と辛辣。
そうなんだよね。
松野兄弟は仲が良くても、けっこうシビアなのだ。
「大丈夫だよ。これは黄色のやつだから、はちみつの匂いだよ」
「ほんとだ、レモンと、はちみつのにおい」
「ね?ピンクの方も良い匂いなんだけどね、黄色にしたの」
「なんで黄色選んだの?」
「え」
「なんで?」
「…えと…なんとなく、黄色選んじゃうんだよね…」
良い淀んだ私に、十四松はにっこーっと笑った。
う。
にっこにっこ笑って、黄色の袖を振っている。
「なんとなくなの?」
「………」
「えへへー」
「か、可愛いからって調子に乗ってるんじゃない!」
「ぼくなにも言ってないよ!」

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