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□いじめ8
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僕の体を抱きしめながら佐藤がポツリポツリと話し出した。
「お前が始めて家に来た日、お前が泣きながら「男に犯されたことないくせに!」っていったの覚えてる?」

「・・・・なんとなく・・・。」
僕は恥ずかしそうに答えた。

「オレ、あの時何も言わなかったけど、オレ男と犯った事もあれば、犯られた事もあるよ。」

僕は驚いて、佐藤を見た。

「ほら、オレって結構適当な人生送ってんじゃん。女を犯るのに飽きてさ、男とも犯り初めて・・・・。
犯られている男があんまりにも気持ちよさそうで、試してみよっかな?ってノリで・・・・。友達同士でさ。別に恋愛感情もなく。初めの時の相手が良かったのか、オレは初めから結構気持ちよくてさ。
その後、男同士で犯したり犯されたりって。」
佐藤は笑ってた。
「なんだよ。それ。」
僕は少し呆れた。そんな軽いノリで男に犯される男っているわけ?
「気持ちよければいいかな〜って。オレって適当?」
「適当すぎるよ!男が男に犯されるなんて屈辱的じゃないか!それを試そうなんて!」
僕は少し怒っていった。
「何?じゃあ、オレに抱かれるのも屈辱的?」
佐藤が意味ありげに笑った。
「・・・・・いじわる・・・。」
僕は頭から布団をかぶって拗ねると、佐藤は笑いながら僕を後ろから抱きしめた。

「・・・・・一度だけ、無理やり何人にも犯されたことがある・・・・。」

僕はびっくりして佐藤の方を見た。
佐藤はいつもの優しい笑いをしていた。

「オレって喧嘩大好きで、適当に遊んでいたから敵もまあ多かったんだよね。で、仲間5人位と夜遊んでたら10人位の男に囲まれてさ。
もう、ボコボコに殴られた。体中痛くて痛くて。
仲間もオレもみんな身動き取れないの。
で、リーダーみたいな男が言うんだよね。「自分達のモノを舐めて詫びいれろ」って。オレが男に抱かれてること知ってたみたいで。「お前男に抱かれてよがってるらしいじゃないか」って、バカにした調子でさ。
身動き取れないオレの髪の毛掴んで強引に口の中に自分のモノ入れようとしてきて。
でも、オレ絶対しないって・・・強引に口の中に入れてきたら噛み切ってやるって言ったんだよ。
そしたら、強引に服脱がしてオレの穴に突っ込んできて犯してきた。
マジ痛いの。 潤滑液なく強引に入れられるのってさ。すっげえ叫んで、叫んで。
リーダー格の奴が、自分のモノ舐めたら止めてやるって言うんだけど、それしたら終わりじゃん?
だから最後まで舐めなかった。
仲間見てる前で、散々犯されまくって・・・。
10人もいると、全員一回ずつ終わっても復活してる奴もいて、再度突っ込んでくるんだよな。
何時間も犯され続けて・・・。
仲間も見てるだけ。誰も助けないんだよ。
まあ、しょうがないよな。助けて自分も犯されたらたまらないだろうし、奴らがむかついてたのはオレに対してなんだから・・・。
 マジで最低な体験。」
僕は瞬きも忘れて佐藤の目を見ていた。
佐藤は終始優しい笑いを浮かべて話してた。
「なんで舐めなかったの?」
僕が言うと佐藤は僕の頭をなでながら言った。
「舐めたところで犯すのを止めるわけないじゃん。それに仲間の前で、自分から相手の舐めてる姿晒せるわけないよ。力ずくで犯されたのは、オレの意思じゃないけれど、自分から負けを認めて舐めるのはオレの意思で決めたことになるだろ。自分自身で負けを認めてプライド捨てたら、オレ後悔するだろうし、二度と仲間と顔を合わせれないと思ったから。」
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