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□いじめ2
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2限目の終了のチャイムがなった。
僕は重い体を引きずるように、教室に向かう。
このまま逃げていたら、クラス全員の玩具にされてしまう。それだけは避けたい。
再度転校しても、引っ越さない限りどんな事をされるか分かったものじゃない。
教室のドアを開ける。

クラス中が静まりかえり、みんな一斉に僕を見た。
僕はその視線を感じつつ山口の所に行く。
「なんだよ。なおくん。また相手して欲しいのかよ?」
山口が笑った。
僕は無言で土下座をした。
「山口君。殴ってごめんなさい。」
再度クラスが静まり返った。

ガツッ!

すごい勢いで僕は額を床に打ち付けた。
何が起こったのか一瞬わからなかった。
山口が僕の後頭部を足で力いっぱい踏みつけたのだ。

「今更言われてもなあ。お前クラスの連中に犯られてる最中も 痛い痛い ばっかりで、謝罪の言葉もなければ、みんなを喜ばす気もねえんだよなあ。」
山口は僕の頭を踏んだまま冷たく言った。
「ごめんなさい。いきなりの事だったから・・・。」
更に足に力が込められる。
「いきなりじゃなかったら、みんなを喜ばせられたのかよ?」
「! っちっ違うよ。そういう意味じゃなくて、山口君に謝れなかったっていう意味で・・・・」

ガツッ!

頭を蹴られて、僕は机にぶつかり、机ごと倒れた。

顔を上げると、山口が怒っているのがよくわかった。
田島は見てられないと言わんばかりに、頭を抱えていた。
「なあ、山口。こいつ何も知らなかったわけだし・・・。どんな奴だって、男に初めて犯されたら何も考えられないって。無茶言うなよ。」
田島は、フォローを入れる。
「田島は、やけにこいつのかたもつじゃねえか。何かあんのかよ?」
山口が怒って言った。
「別に何もないけど・・・。ただ、なんての? 確かにこいつ犯して気持ちは良かったんだけど、このままみんなに犯られるのは、あんまりにも可愛そうな気がしてさあ。オレの方こそ、なんで山口がそんなにこいつが気に入らないのか分かんないよ。」
「オレが殴られたんだぜ?!こんな奴に!!」
山口が田島の襟を掴んで、怒鳴った。
「・・・・・そうイラつくなよ。確かにこんな弱そうな奴に殴られたのは腹立つだろうけど、お前の事知らなかったんだからしょうがねえだろ?殴りかえしゃあいいじゃねえか!」
田島の怒声がクラスに響き渡る。

山口はゆっくり田島の襟を離した。
「オレがヒクツな奴が嫌いなのは知ってたよな?」
自分の椅子に座って山口が静かに言った。
「ああ・・・。でも、こいつ謝ってんじゃねえか。」
田島も静かに答える。
「謝ってんじゃねえよ、怖いから、もう犯されたくないから許して欲しいってだけだろ?殴って悪かったなんて思ってねえに決まってる。」
「そ、そんな事ないよ!悪かったって思ったから・・・・。」
僕は必死に訴えた。
「おい!お前クラス全員に犯られたくねえだろ?」
僕は山口に聞かれて、当然のことながら頷いた。
「じゃあ、謝罪の意味も込めてオレのモノを口で達かせてみろよ。」
そう言って、山口は自分のモノを出した。
僕は、黙って四つんばいになって山口のモノに近づいていく。
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