夢の部屋

□やすらぎの場所
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月夜…












「あたしね、優しいデイダラ君が好きだよっ」















あの時、月夜に出会わなければ傷付ける事はなかった…


















月夜とは人気のない森の中で出会った。






任務中に負った腕の怪我を手当てしてくれた。


















「…ぁあ?誰だよお前…こんな怪我大した事ねぇよっ」



「駄目だよ、すごい出血してるし治さないとっ…」












そう言ってオイラの腕を取り、医療忍術で怪我を治し始めた月夜。









「お前忍なのか?」



「ううん、あたし戦えないけど医療忍術だけは出来るの」



「ふーん…」










オイラの腕の怪我は綺麗に治されていた。










「……ん、ありがとな」



「うん…」



「じゃあな」



「ぁ…待って?」



「うん?何だよ」



「…貴方は忍なの?」



「あぁ、見りゃ分かるだろ」



「此処にはよく来るの?」



「うん?…あ〜、まぁそうだな、うん…」



「じゃあまた会えるねっ」



「ん〜そうかもな」



「あたし、月夜って言うの」



「へ〜」



「貴方は?」



「オイラは、デイダラ」



「デイダラ君、また会えるといいねっ」



「ん〜、じゃあな」












突然オイラの怪我を見ていいって言ってんのに治してきやがる月夜。





おまけに名前なんて聞かれてまた会えるねとか言ってきやがるし…







変な女だと思った。





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