エクストラ対戦ルート
□A Beautiful Greed☆連載中☆
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「はあっ……ああ……」
くちゅ、ちゅ。
卑猥な水音と少年の喘ぎ声が部屋の片隅から響いていた。
「不動…」
抜き差ししていた指を引き抜いて、豪炎寺は自分の下に仰向けに寝ている者の名を呼んだ。
「は……っ…ごぅえんじ……」
妖艶な声色で、不動が名前を呼び返してくる。妖艶な目つきと一緒に。
しかし豪炎寺はそれを冷たい視線で一掃した。
「……ヘタな演技はやめろ。さっきから全然感じてもいないだろう」
その言葉に、不動の態度が一変する。
「……へぇ、今までバレたことなかったんだけどな」
「……なんのつもりだ」
「別に、」
「その気にさせたのはお前の方だろう」
「さぁ?そっちが勝手に応じたんじゃねーか」
「……お前の茶番に付き合ってやろうと思っただけだ」
「その割にはずいぶんと興奮してたじゃねぇ?」
そう言って不動の手がすでに露になっている豪炎寺の下半身に伸びた。
豪炎寺は半眼になって、不動を睨みつける。
その反応に、不動は満足そうに口の端を吊り上げると、豪炎寺の勃ちあがったモノを手でなぞった。斜め上にそそり勃つ塔が、どくどくと波打っているのを感じる。
「…………」
指が、的確な場所を突いて豪炎寺の性を刺激してくる。
馴れた指使い。高度なテクニック。
しかし、豪炎寺の表情は崩れない。
「……へぇ」
「……鬼道ならもっとよがるのに、とでも言いたいのか?」
「さすが天才ストライカーは読みが上手いねェ」
「お前の演技がヘタすぎるからな」
「そりゃどうも。」
「目的は何なんだ」
「目的……?」
二つの視線が複雑に交錯する。
「興味があったんでね、鬼道クンが昔に抱かれていた男にさ」