斎藤

□少し違うところ(未完)
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一週間後は中間テストという学校中がどことなくピリピリするこの期間


部活も休みに入り何人かの生徒は学校で勉強してから帰りまた授業が終った瞬間帰ってしまう生徒もいる中で千鶴は速攻で図書館に向かっていた




急がなきゃ
先輩いつも早いから



今日から剣道部も休みに入るので1つ上の学年である斎藤に千鶴は勉強を教えてもらう約束をしていた




「先輩!!!すみません遅れてしまって…」


「別に問題ない、俺も今来たところだからな」



今来たと言う斎藤さんはすでに席について教科書を開いていた



私はちょうど空いていた向かいの席に腰をおろした



「それで、何が分からないんだ?」


「数学なんですけど…」



分からない問題を端から指差すと斎藤さんははぁと大きなため息を吐いた



「頼むから1つずつ言ってくれ」


「あ、すみません!最初はこれなんですけど…」




黙って私の話を聞いた斎藤さんは静かに眼鏡を掛けて持っていたメモ用紙にすらすらと式らしきものを書いていった



斎藤さんって勉強するとき眼鏡かけるんだ…
 

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