Novel Box
□恋の軌跡
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『プロローグ』
誰にだって忘れられられない恋がある…
『ハヤトの嘘つきーーー!』
『ハヤトなんて大嫌いーーー!』
『あたしの傍にずっと居ると約束したのにーーー!』
『ハヤトのバカーーー!』
―ハヤト――
また同じ夢で目が覚めた。
私の名前は「ルイ」
ハヤトとは私の彼で、私は彼に夢中で恋してた…
あの夜から…何度…同じ夢を見てるのだろう…
今日は…あの夜から数えて4度目のクリスマスイブ…
4年前の冬…
ルイ『ねぇ〜ハヤト』
ハヤト『うん?』
ハヤトは…当時まだ高校生で子供だった私を、凄く大事にしてくれたよネ…
ルイ『呼んでみただけ』
ハヤト『何それ』
ルイ『いいの』
ハヤト『ハハハ…ルイは、ほんとおバカさんだな』
ハヤトは…私より4つ上の二十歳...
いつもでも私に優しくて頼りがいのある存在だったよ...
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