とある魔術のデュラララ!!
□一触即発
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「あれ〜?なにやってるの。優斗君」
まさしく悪魔の声。
その声が聞こえた途端優斗はどっと冷や汗が流れるのを背中で感じた。
「い、臨也さん…」
臨也はヘラリと笑いながら唖然とする優斗たちに語り出す。
「いやぁ、ちょっと電話している内にいなくなってるから探したよ〜…おや?そっちの子はもしかして御坂美琴ちゃんかい?」
(白々しい…資料で見て知ってるくせに…!
てゆーか“いなくなって”ってあんたが行けって言ったんじゃないか!)
内心イライラを募らせつつも話をややこしくしたくないため優斗は黙っていた。
「御坂は私だけど、あんた誰よ…
こいつの仲間なわけ?」
一方、明らかに不愉快そうかに眉間にしわを寄せる御坂。
「そうだねぇ。大雑把に言っちゃうとそうなるかな」
それでも臨也は笑顔を崩さずあっさりと共犯者だと認めた。