指きりげんまん


指切拳万、嘘ついたら針千本呑ます。指切った。




ゆびきり

ゆびきり(指切、指切り)は、近世以降の日本において、約束の厳守を誓うために行われる、大衆の風習。ゆびきりげんまん(指切拳万)の略語。

フック状に曲げた小指を互いに引っ掛け合う。その際、指を絡め合った状態で上下に振るのが通常であり、また、「指切拳万、嘘ついたら針千本呑ます」という、約束を違えたときに課される名目上の罰を内容とするまじないの言葉を共に唱えて意思を確認し合うことが多い。「拳万」は「握り拳(にぎりこぶし)で1万回殴る」、「針千本呑ます」は「裁縫針を1000本呑ませる」という意味である。



起源

男女が愛情の不変を誓い合う旨を証拠立てることを「心中立(しんじゅうだて、心中立て)」と言うが、指切は、遊女が客に対する心中立てとして、小指の第一関節から指を切って渡したことに由来している。これにはかなりの激痛が伴うため、それほど愛してるということを意味し、貰う客も、遊女の思いに応えるくらいの気構えが必要であった。しかし、実際に切る遊女は少なく、贋物(模造品)の指が出回ったらしい。そして、この「指切」が一般にも広まり、約束を必ず守る意思を表す風習へと変化した。


展開

同風習が、博徒集団でも広がり、親分に対する忠誠の誓いに利用されるようになった。もっとも、博徒集団においては組織内で和を乱した場合に、親分に対する謝罪の意思として指を切断することでけじめをつけることとされる。今日のヤクザのエンコ詰めは、この指切りの風習に由来するものである。





※Wikipedia参照※

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