奇跡

□第7章 決意と約束
1ページ/10ページ



日も落ち、夕食の時間を終えた頃

「アレックス!大丈夫か?」

勢いよくドアを開けるなり、カガリが大きな声をあげ、部屋に入ってきた。

「アレックス、痛い所は?ちゃんとご飯食べたか?」

くすくす笑う俺とラクス
それにキラ。

「なんだよ、お前ら!」

「嫌…カガリらしいなと思って。俺は大丈夫だ、カガリこそ公務…終わったのか?」

「また!仕事の心配してる〜。君の体の方が僕もカガリも心配だったよ。」

キラがクスクスと笑いながら話す。

「見舞いの時間作るのに頑張ったんだからな?」

と得意気に話すカガリ。

「ありがとう…」



「コーディネーターは体が強い…といいましても人であることに変わりありません。無理は禁物ですわね。」

ラクスは相変わらずの笑顔で。



「そぅだ!林檎もらったんだ!剥いてやる♪」

そうしてカガリは林檎を剥き始めた。






カガリ…

君は俺が“アスラン”と知ったらどう思うだろう―――


でも、俺は…


.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ