オリジナル作品


□物語 T
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幼き日の俺は家からいつも見える木に近付こうとしていた。そんな日々の繰り返し・・・


義孝 「ふぅ〜やっと着いた」

その日、俺は初めてその木に近付くことができた。


義孝 「こうして見るとかなり高いな・・・・・・ん?」

俺はその木の下で泣いている子を見つけ近付いた。
どうかしたの? と尋ねたが返事がなかった。しかし諦めずにもう一度尋ねた

義孝 「どうかしたの?」

??? 「お家が・・・分からなくなったの」

どうやら迷子のようだったので助ける事にした

義孝 「えっと、とりあえずお名前は?」

???  「・・・癒夢、上山癒夢」

義孝 「一緒に家探すの手伝おうか?」

彼女は一瞬驚いたもののこくりと頷いた



そして、探し始めてから数十分が過ぎようとしていた

義孝 「・・・上山、ここが君の家?」

癒夢 「あっ・・・そうです。ありがとうございます。」

義孝 「そんな礼を言われるほどでもないし」

癒夢 「あの・・・お名前は?」


俺は名乗らずにその場から立ち去った・・・
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