Wonderful days 〜不思議な日々〜

□Episode-extra1
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 Side ガレット inミオン砦



「なー。 姉上用ってなんだ?」


ガウルは姉であり領主であるレオに呼び出されていた



「この間の戦のお詫びを犬姫にしないといけないだろ」

「…あー。例の勇者と戦ったアレか…」

「そうじゃ。…そこで提案なんじゃがガウル、そちがお詫びを考えよ」

「はぁ!? なんで!?」

「ガウル貴様忘れたつもりではないだろうな。例の戦は誰のせいで行われた?」

「あれはジェノワーズが……」


レオはこの間の戦はジェノワーズ、強いて言えば直属の上司であるガウルに不手際があったものだと感じていた
だからガウルにお詫び戦の事を考えるように促した


「馬鹿者がーッ! ジェノワーズは貴様の直属部隊だろうがーーッ!!」


「あれはアイツらの手違いで……」


「戯けがッ!!」


「ひぃ…」


一向に非を認めようとしないガウルに業を煮やしたレオはガウルを叱った


「部下の尻拭いをするのも上司の務めぞ! 将来の代表領主ならこの詫び戦成功させてみよ!」

「…なんか理不尽だ」

「なにか文句でもあるのか」

「…やります。やらせていただきます」

「うむ。これも全てガウルのためよ」





レオの呼び出しで用件を聞いたガウルは自身の部屋に戻って
部屋で遊んでいたジェノワーズに相談していた


「つーわけで、先日の奪還戦のお詫びも兼ねた戦を提案しろと姉上が」


ガウルは姉から伝えられたことをそのままジェノワーズに伝えていた


「やっぱりですか」

「なんだかんだでウチらが事の発端やしな」

「けどガウ様お詫び戦なんてどうするの?」


ノワは1人冷静に考えてお詫び戦をどのようにするのかガウルに訊ねた


「そこなんだよな。多分姉上の事だビスコッティ側に華を持たせる気なんだろうけどよ」

「それでいて老若男女楽しめる戦ですか…」

「「「「う〜ん……」」」」」


ガウルとジェノワーズの3人は必死になってお詫び戦をどうするか考えていた


「ガウ様。この間ミルヒ紀様がやっていた水上戦なんていうのはどないやろ?」

「水上戦か…。たしか姉上はノリ気じゃなかったけど……まーありなんじゃないのか」

「本当ですか!?」

「良かったね。ジョー」

「水上戦だと衣装は…やっぱりアレが一番ベストかと」

「あー、アレか。アレでも面白そうだな」

「アレですか〜。エクレちゃんのアレ姿気なりますね〜」

「お詫び戦なんやしアレでもええんちゃう?」

「よっし、決まりだな。そうと決まればビスコッティ側にアレを送っておかないとな」

「ガウ様手配しておきますね」

「おう。ノワ頼んだ」


どうやらビスコッティのお詫び戦の内容が決まった様子
水上戦でアレとは一体何なのか・・・






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