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□錆びゆく純銀の剣
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〜とある国〜
赤い夕日が沈みかけた快晴の夕空
木々が鬱蒼と生い茂る広大なジャングル
そのジャングルの木々に隠れるように建つ一件の古びた豪邸
豪邸から少し離れた1m程の丈の草むらがカサカサと音をたてる
「おい、音をたてるな…!」
ひそひそ声で草むらから声が聞こえてきた
その草むらのなかには、軍服を着た4人の竜人獣人男性、そして1人の大柄な灰色の狼人獣がしゃがみ込んで潜伏していた
白竜軍人
「敵に見つかったらどうするんだ…!
じっとしてろ…!」
白竜軍人は後方にいた緑竜軍人にひそひそ声で言った
緑竜軍人
「真っ白で目立つお前が先頭で言う台詞かよ…!」
そう言いながら白竜軍人の背中を拳の中指第二間接でグリグリと抉った
白竜軍人
「ンハッ…!?///」
白竜軍人は思わず声を出して反り返った
緑竜軍人
「大きい声を出すと敵に見つかるぞー(棒読み)」
白竜軍人
「テメェやりやがったな、くすぐってぇじゃねえか…!」
白馬軍人
「止めて下さい先輩…
本当に敵に見つかっちゃいますよ〜…!」
取っ付き合う2人の竜人を宥めようとする女性のような顔立ちの白い馬獣人男性
黒犬軍人
「…おい、止めないかお前達。
ブレイン大佐を見習え。」
最後尾には大柄な灰色人獣のブレイン大佐がいた
黒犬獣人
「注意するのも我慢して、まるで岩のように鎮まっているじゃないか。」
ブレイン
「……」
緑竜軍人
「…ブレイン大佐の場合、何時もの状態のような気がするんだがよ…ι」
ブレイン
「…………」
黒犬軍人
「…ぬっ…
…とにかく…!
…任務は慎重を期すのだ。
黙って待て…」
緑竜軍人
「待てって言われてもよぉ…
ここでかれこれ2時間以上も待ってまだ何の動きも見られないしなぁ…ι」