【犬夜叉空想小説!】
□犬夜叉空想物語【5】
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珊「かごめちゃん、このあとどうする?」
か「私?私は、食後の散歩がてらちょっと町の散策でもしようかな〜って」
弥「それなら犬夜叉、お前も着いて行きなさい」
犬「な゛、なんで俺が…」
弥「かごめ様は、普段もお可愛らしくてお美しいが、今日は一段とお美しい。一人にしては危ないでしょう。ですから一緒に着いて行ってさしあげなさい」
か「わ、私は別に平気よ〜(焦)綺麗とか可愛さなんて全くないし(汗)」
犬「ったく、しゃ〜ねぇなぁ(しょうがない)」
か「え゛…?」
犬「散歩のついでだかんな!」
か「ありがとう、犬夜叉…♪」
犬「ケッ////」
犬夜叉とかごめは、一足先に町へと外へ出た。
か「わぁ〜、城下町みたい〜。広くはないんだけど、とっても賑やかな町ね♪」
犬「ど〜やら、祭りかなんかあるみてぇだな」
人通りの多いなか、かごめとすれちがっていく町の男達は、ほとんどが、かごめの方を振り向いては
『可愛い〜』
だの、
『美しい』『綺麗だ』
など、必ずってほど誉め言葉がでてきた。
女性にも綺麗だと見とれてしまうほどだった。
そんなこと本人は全く気づかずに、行き先行き先の出店を笑顔をいっぱいに巻き散らしてはしゃぎにはしゃいでまわって観ていた。
途中、何やらある一つの出店でジィ〜っとみつめていた。
犬「?なにやってんだ?かごめの奴…」
なんなのか分からず犬夜叉はかごめが立ち止まっている出店へと足を運んだ。
お店を覗くと沢山の冠刺(かんざし)が並んでいた。
店主「ほ〜…これはこれは…とても別嬪(べっぴん)な娘さんだの〜。よし!良かったら一つ、お前さんに差し上げますよ」
か「う〜ん…でも私あんまりお金持ってないし…」
店主「いやいや、お代はいらないよ。娘さんのような美しい女子(おなご)に着けてくれかた冠刺も幸せなことだし…それだけで充分じゃよ」
か「でも…」
店主「わしからのお願いじゃ」
か「☆…ありがとうございます♪」
かごめはニッコリと微笑み、一つの冠刺を手にとった。