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□パンジャとロージー
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とあるお盆の日。
ム「おぃロージー!お盆の日くらいいいもを食わせろ」
ロ「ぼくだって食べたいけど…所持金500円」
ム「…ﾑｶｯ」
ロ「今日安売りかな?スーパー行ってくるよ」
ム「ジャビン売ってたら買ってこい」
ロ「ΣΣ!無理さぁ(涙 ジャビン買ったらほとんどお金なくなっちゃうよぉ〜」
ム「ヒッヒッ…じょうだんだとにかく飯買ってこい!」
ロ「行ってきまぁ〜す(涙」
ガチャン
ム「おぃパンジャ!」
パ「…!」
ム「何勝手に忍び込んで隠れてんだ」
パ「気付いてたんだっ」
ム「ったりめーだ」
パ「さすがムヒョさん」
ム「で、なんでここにいるんだヨ?」
パ「お盆だからロージーくんに会いたくて…」
ム「あいつなら買い物に行った」
パ「うん聞いてたよ…でも出ていく勇気なくって」
ム「あ?」
パ「ロージーくん、びっくりしないか心配で」
ム「ヒッヒッ…あいつならビビって腰抜かすな」
パ「…どうしよう」
ム「おれが説明してやらぁ」
パ「ほんと?」
ム「あぁ。それまで待ってろ」
パ「…うんっ!!」
―――…
ロ「ただいまぁ!となり町まで行ってきたんだぁ!お肉安売りしてたから今日は焼肉だよっ」
ム「そりゃいいな!」
ロ「早速準備…」
ム「…の前に、お前に客が来てらぁ」
ロ「…ぼくに？」
パ「ロージーくん!」
ロ「!うそ…パンジャちゃん?!」
パ「久しぶりっ」
ロ「どっどうして!?」
パ「お盆だから…来たのっ♪」
ム「ちょっと散歩に行ってくる」
ロ「あっムヒョ!」
ガチャン
パ「ムヒョさんはロージーくんが買い物に行く前からあたしに気付いてたみたい」
ロ「え?」
パ「今はこうして死んじゃったけど、また会えて嬉しい…」
ロ「…ぼくも!」
パ「ロージーくん、相変わらずだねっ」
ロ「…へ?」
パ「相変わらずカッコいいよ」
ロ「…///」
パ「ムヒョさんに気ぃ使わせちゃったかな?」
ロ「パンジャちゃん」
パ「ん？」
ロ「…来年もまた会いに来てっ!絶対!」
パ「もちろんっ!」
ﾁｭっ
ロ「えっ?////」
パ「ｸｽっ…さよなら…」
フッ……
暑い夏に
だけ会える
冷たい友達は
僕に大きな
愛をくれる
【完】