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□フリオとイサビ
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フ「お久しぶり〜イサビ」
イ「おぉフリオではないか!おぬしも変わらぬのぉ」
フ「ところで知ってる?箱船の残り、僕たちだけってこと」
イ「そうなのか?というか、わしはまだ箱船だったんだのぅ…」
フ「やだなぁイサビったらぁ〜ろくに集会にも参加しないと思ったら、忘れてたんだねっ」
イ「ゥム…まぁここに幾百年住んでおるからのぅ…」
フ「僕たち会ったの7年ぶりくらいかな?」
イ「時が経つのは早いのぅ」
フ「イサビが集会に参加したのが7年前とすると…もしかしてイサビ、コルトロウ兄弟知らない?」
イ「誰だ?コルトロウとやらは」
フ「…。(だめだコリャ)」
イ「まぁよい。で、今や2人となった箱船だが、どうする?」
フ「僕、人殺すの嫌いだし、まぁテキトーにしとこっか」
イ「うるさいティキも死んだしのぅ」
フ「…あ!イサビ、通行証の在り処、教えたでしょ?」
イ「…?あぁ、あの老いぼれ執行人と裁判官の若僧にか?」
フ「それそれ!ダメじゃーん!それでティキ死んだんだよ?」
イ「わしが初めて人間に負けたのじゃ」
フ「そうだったの?まぁいいや。」
イ「おぬしも飲むか?」
フ「僕はアメがあるからいいよ…。ところでイサビ、どうせだし旅行いかない?」
イ「気分転換もよいのぉ」
フ「よかった!一緒に行く人いなかったんだ!ハワイにね〜」
イ「ハワイとやらはどこじゃ?」
フ「日本じゃないよ」
イ「ほぅ…わしもこの齢にして日本を出るとはのぅ」
フ「じゃっ出発!」
2人はフツーに飛行機でハワイに行ったそうです。
【完】