リヴァイと大人になる
□最近の先輩たち
2ﾍﾟｰｼﾞ/2ﾍﾟｰｼﾞ
エルドさんの婚約の話に気を取られかけていたが、ひとみさんとリヴァイ先輩が後ろで二人並んでる
やっぱりどろどろした空気はよみとれない。
リヴァイ「……久しぶりだな」
ひとみ「ぁ…そうですね…喋るのも久しぶりです」
2人が喋り出したっ
これは聞き耳をたてずにはいられない
リヴァイ「……最近はどうだ」
ひとみ「最近はー……バイトしてます……情けないですが…」
リヴァイ「……そうか…まあなにもしてないよりましだろ……」
なんだかぎこちない二人の会話にむずむずする
ひとみ「先輩はどうですか？お忙しいですか？」
リヴァイ「……まあな。あいかわらずってかんじだ」
ひとみ「大変ですねぇ。……彼女さん元気ですか？上手くいってます？」
リヴァイ「…………あいかわらずうるさいし元気だ」
ひとみ「………良かったです」
リヴァイ「…………まあ別れたから関係ないけどな」
ひとみ「え……別れ…ちゃったんですか……？」
リヴァイ「……あぁ」
ひとみ「……ごめんなさい…変なこと聞いちゃって……」
リヴァイ「べつにいい。気にしてない」
ひとみ「…………喧嘩でもしちゃいました？す、好きな食べ物があわなかったとか、、も、もしかして性的不一致…で、でも大丈夫ですよ、もしかしたらよりを戻せるかもですし、好きな食べ物も変えましょうっ」
ひとみさんはリヴァイ先輩を励ましたいのか、なんだか意味わからないことを言ってる……
それにしても性的不一致って……ぶっこんだな……
リヴァイ「………平たく言えば性的不一致だ」
え？リヴァイ先輩までなにいってんだ…？
リヴァイ「フィーリングが合わなかったってだけだ」
ひとみ「フィーリング……ぁ、でも先輩大丈夫ですっ…物の見方を変えましょう！そうすればフィーリングも…とにかく……落ち込まないでください…」
リヴァイ「は？別に落ち込んでねえよ…馬鹿か」
ひとみ「ハッ、先輩……先輩はもしかして……」
リヴァイ「……なんだ」
ひとみ「…………先輩がわかれたのってもしかして…」
リヴァイ「……ああ…」
なんだこれ、どきどきする
もしかしてひとみさん、珍しく「先輩が別れたのは私のためですか…？」とかアピールめいたことを……
ひとみ「先輩は………………ゲイなんですか……？」
リヴァイ「…………あ？」
ひとみ「……ゲイだから……フィーリングが……」
ひとみさんは本当に恐ろしい
次の瞬間には予想できていたけどリヴァイ先輩がひとみさんの首を絞めていた