リヴァイと大人になる

□天国から地獄へ
2ページ/3ページ










「悪い。同期がみすって残らなきゃいけなくなった」








その言葉とともにわたしの期待はくずれさった

仕事おわりに着信がはいってたので、かけなおすとこれだ

先輩は「必ず埋め合わせする」「すまない」と珍しいことばを並べている

「大丈夫です!無理しないでくださいね」と笑顔でかえした
先輩が大変なのはわかってる
仕方ないことなのだ



それでも今日はわたしの誕生日



あれから先輩とは会っていなかったし、どうしても先輩に会いたかった



私は適当に外食を済ませて、コンビニでケーキとお酒をかって先輩のいえにむかった



前も同じことをしたが、先輩はそれについておこらなかったので迷惑にはならないだろう











しばらくそこで時間をつぶし、時刻がもう1時にさしかかるころ


さすがにもう今日は帰ってこないんじゃないか


と思って重い腰をあげ、仕方なくマンションをおりる


駅までの道を歩きだした







ひとみ「…………っ」







先輩だ




すごく遠くに先輩がいる

が隣に女の人がいて何やら話してる

気づかれないように近づいて、隠れながらそれをみる




確かあの人はリヴァイ先輩の同期の……ナミさん……





リヴァイ先輩の仕事は、ナミさんと連携することがおおいらしく

ナミさんとしょっちゅう残業しているので、少し気にしていると、先輩が「あいつも彼氏持ちだから安心しろ」とかいっていた

なんでそのことについては考えないようにしていた




こんな夜中に2人の姿を見て、



また私の中でわきあがるいやな感情



仕事のパートナーなんだから




ただのお仕事なんだから仕方ない




たとえ、私の誕生日に先輩が彼女といたとしても











そう思ってたのに












次の瞬間












彼女は急に先輩にキスをした











先輩はバッと拒否するわけでもなく、しばらくそのままで










しばらく受け止めると、すっと肩に手をおいて優しく押して彼女の体を離した





それと同時に力が抜けきった私の身体が、ビニール袋を離してしまい、見つめ合う2人が一気にこっちをみる








ひとみ「………………ぁ………………」



リヴァイ「………………ひとみ…………?」







その時に気づいた



自分の目からボロボロ涙が溢れてることに







ナミ「ぁ……のこれはねっ、……」







ナミさんが焦って説明しようとするので、

私はゆっくり後ずさりしてから全速力で走って逃げる






先輩がすごい勢いで追ってきて「待て」と言ってきたが、買ってきたケーキを先輩に投げつけてタクシーまで走って逃げてしまった






タクシーの中で涙がとまらないし




先輩からの着信がうるさいが、絶対にでない




うらぎられた




信じてたのに





ずっとずっと





先輩を信じてた






そんなことしない







先輩は私を傷つけたりしないって











それなのに






















わたしは先輩からの着信を拒否し、ハンジさんに電話をする



こんな時間でも何度も何度も電話する、ハンジさんがでるまで





ハンジ「もしもしっ⁉ごめん今エレンたちとのんでてさ、気づかなか」

ひとみ「っっ、ハンジ、さんっ、、」

ハンジ「…え、どうした?なんかあった?」

ひとみ「わ、たし…っ、も、無理ですう……」

ハンジ「…………」

ひとみ「先輩……のこと、信じてたのにっ……裏切られちゃいました……っ」

ハンジ「え……リヴァイがなんかした?」


ハンジさんが真剣にそういうと、後ろからエレンの「え、リヴァイさんがどうかしたんですか?」といってるこえがきこえる



ひとみ「く、っ……ぅ、……ほ、ほ」

ハンジ「落ち着いて、大丈夫だから…」

ひとみ「ほ…他……の……女の人…と……キスしてました……っ」

ハンジ「…………」

ひとみ「きょ、…私の……誕生日だった……に…っ、」

ハンジ「…………」

ひとみ「勝手に……、逃げちゃった…ので、よくわかりませんが……つら、くて」

ハンジ「わかった。とりあえず落ち着いて。今どこ?」

ひとみ「タクシーです、、」

ハンジ「じゃあ、うちの最寄りで降りな。話きくからさ」

ひとみ「は、ぃっ……ありがと…ございますっ」





とにかく辛くて耐えられない




なにもかもが壊れた




押しつぶされた









ひとみ「……ハンジさんっっ」



最寄り駅でタクシーから降りると、すでにハンジさんがまっていて、私は泣きながらハンジさんに抱きついた




ハンジ「よしよし、、さ、うちこよ。とりあえず休んで、」

ひとみ「はぃ……っ、ぐす、、」





ハンジさんは私の手を引いて部屋までつれてくと、シャワーをかしてくれた


シャワーをあびてリビングにもどると、机にケーキが用意されてる






ハンジ「ひとみ今日誕生日っていってたからさ、てか昨日かな?コンビニのでわるいけど」

ひとみ「ハンジさん…………天使すぎますっっ、ぅっ」

ハンジ「ほらほら、元気出して、無理だろうけど」



ハンジさんは私に紅茶をだしてくれて、私は少しおちついた





ハンジ「で、なんでそうなっちゃったの?」

ひとみ「は……ぃ、実は」






私が話しかけると、ハンジさんの携帯の着信がなる

ハンジさんが「…たく、リヴァイかな笑」と苦笑いして携帯をもって外に出た

ハンジさんはしばらく戻らないので、紅茶をすすって身体をあたためた



わたしも携帯をとりだして、見ないように電源をけしていたのをつけなおすと、先輩から「どこだ」とメッセージがきている、







ハンジ「ごめんごめん、長引いちゃってさ、」

ひとみ「ぁ……いぇ……」

ハンジ「今の電話、リヴァイだったよ。色々事情はきいた」

ひとみ「……ぁ……」

ハンジ「……心配してたよ、ひとみのこと」

ひとみ「……………」

ハンジ「……とりあえず、ひとみからも話聞いていい?」

ひとみ「………………先輩と…今日…というか昨日夕飯を食べに行く約束をしてました…。私が誕生日だから…先輩がどこかつれてってくれるって…」

ハンジ「うん」

ひとみ「……そしたら…………





私は先ほどまであったできごとを全部ハンジさんにうちあけた
ハンジさんは余計なこということなく、私の話をきいてくれた





ハンジ「……なるほど!状況は理解できた」

ひとみ「……ぁの…先輩は……」

ハンジ「あぁ……リヴァイからも軽く聞いたよ…。。まあ……本人がいうには浮気ではないみたいだけど」

ひとみ「……はい……」

ハンジ「……まあでも、それでもそんなこと起きたらひとみにとっては浮気だよね笑」


ハンジさんは優しい

し、いまどう対応すればいいかよくわかってるからすごいとおもう
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ