でぃずにー
□州大会編1
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ルイ「よ。よく両立すんな」
ひとみ「どーも。きついけどお金ないの。コーヒーでいい?」
ルイ「お!サンキュー」
朝のレインフォレストはカフェモード
仕事前のサラリーマンが新聞を読みに
ママたちの井戸端会議が行われていたりする
ひとみ「休み?」
ルイ「いや、半休ー。午後からトレーニング」
ひとみ「ふーん、バイト用のパンケーキならあるけど食べる?」
ルイ「いいの!?ラッキー」
ルイは家が近いこともあってわりとよくレインフォレストに顔を出してくれる
ディズニーに入っても自分のペースを崩さないルイに、ひとみは少し安心していた
ひとみ「…いいよねーールイはのんきで」
ルイ「は?これでもトレーニングとか試験とかでいっぱいいっぱいですけど」
ひとみ「全然見えないけどね。青木とかつぐみとか、なんか最近余裕なさそうだもん」
ルイ「そうかー?ま、青木ーはわりと上目指してるし、つぐみは女子の先輩怖くて大変みたいだけど」
ひとみ「女子の先輩?」
ルイ「そうそ。ハーモニーて女子のトップの人とそのとりまき。かなり厳しくてさ、俺も苦手」
ひとみ「へぇー、そういえばテレビでみたかも。ブロンドのひと?」
ルイ「あーそう!最近組閣が色々あってみんなピリピリしてるんだよね」
ひとみ「組閣?」
ルイ「そう。一応ディズニーキャッスルの中でもグループとか階級とかあってさ、去年トップが急に抜けたから色々コロコロ変わって落ちつかないんだよね」
ひとみ「…トップて、…ハンタークラリントンとかいうひと?」
ルイ「よく知ってんな。まぁ有名人だから知ってるか」
ひとみ「…その人てそんなにすごいの?」
ルイ「あの人はすごいね。ウォブラーズのコーチ引き受けて抜けたけど、未だファンは減らないし、みんなあの人の後を狙ってるよ」
ひとみ「…あんなやなやつなのに」
ルイ「あーー性格悪いらしいね。俺も挨拶くらいしかしたことないけど。…てなんで知ってんの?」
ひとみ「大会でちょっとね」
ルイ「あ!そっか…でも話す機会あるんだね」
ひとみ「ちょろっと話しただけだけど、相当やなやつだね。ちょう負かしたい」
ルイ「……やめとけー、、あの人実力者だし。ウォブラーズもあの人が付いてから大分レベル上がったらしいからね」