ただ課長のそばにいる

□海に行く
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俺はひとみさん、ペトラさん、オルオさんと水際であそぶ

ビーチボールを四人でやったり、ばしゃばしゃ水をかけあったり
社会人になってからこんなふうに遊んだのは初めてかもしれない


リヴァイ課長とエルヴィン部長とハンジさんはパラソルの下でのんだり食べて喋ったりしてる



俺たちは四人で遊んでいても、なんだかんだ仲良しのペトラさんとオルオさんが二人で遠くの方まで散歩しにいったので、俺はひとみさんと二人きりだ



海でひとみさんと二人きりはやたらどきどきする





ひとみ「ミカサもつれてきたかったなー」

エレン「……あいつ、この三連休は家族と旅行するっていってました」

ひとみ「そっかぁ、エレンは?ご家族と仲良いの?」

エレン「はい。まあ仲良い方だと思います。母さんは口うるさいですけど」

ひとみ「ふふ、口うるさいのはエレンが好きだからだねー」

エレン「……まあ、おれもそう思ってます…ひとみさんは?」

ひとみ「……うちはねぇー、、まあまあかな、、」



たしかひとみさんは一人暮らしだっけ

東京出で一人暮らしてひとは珍しい

この答え方から、家族となんかあるんだなと察し、それ以上きくのはやめた



ひとみさんは隣に座ってひたすら枝で砂に文字を書いてる




ひとみ「みてみてー」



リヴァイ先輩/ひとみ


という相合傘をかいて俺に見してくるひとみさんを素直可愛いとおもう


しかしその字は、ザー……と波にのまれて一瞬できえてしまった




ひとみ「あーあ……」


と悲しそうにそれをみるひとみさんをみるとなんだかおれまで切ない


それはまるで、絶対叶わない恋を表してるかのように一瞬だったから……




エレン「……ひとみさんは、他の人を好きになったりとか、ないんですか?」

ひとみ「……んぅ?」

エレン「いやほら、、ひとみさんってリヴァイ課長が好きだけど、別にどうこうなるきはないじゃないですか」

ひとみ「……うん…」

エレン「だから……他の人に移ったりとか……するきないのかなーて……」

ひとみ「あー……どうだろう……」

エレン「…………」

ひとみ「……わたしも…そうしようとがんばったんだけどねー…」

エレン「……がんばった…とは」

ひとみ「……先輩に振られてから…合コン行ってみたりしたんだけど…なんか無理だった、やっぱそういうのって、無理やりじゃないなーて……」

エレン「あ、合コン行ったりしたんすか……」

ひとみ「うん、これは先輩にはいってないけどね。でもなんかダメで、私こう見えて案外一途なんだよね」

エレン「いや、一途にみえますよ」

ひとみ「ほんと?よくへんなナンパされるから…誰とでも寝るようにみえるのかなー…て…」

エレン「いやいや、そんなことないですよ!良い子そうだから騙せるかも、て思われるだけじゃないですか?」

ひとみ「……ならいいんだけどさー…先輩にもちゃらちゃらしてるって思われてたらやだなー…て…」

エレン「思ってないと思いますよ!ちゃらちゃらしてたらこんなに諦めないで課長のことおっかけたりしないですし…」

ひとみ「……そうかなぁ……」



ひとみさんて自分のことだとネガティヴなんだな……意外だ



ひとみ「……ごめんね私の話ばっか……そろそろもどろっか!喉乾いた」

エレン「いやいや!戻りましょうか」



ひとみさんとリヴァイ課長たちのところにもどる

ひとみさんはカルピスをのみながらハンジさんの隣に座って「なにしてるんですかー?」とはなしてる
ハンジさんは絡んでくるひとみさんの頭を撫でてる

ひとみさんが犬みたいにみえるのはきっとみんな共通なんだな



ハンジ「ほらリヴァイー、リヴァイの飼い犬がもどってきたよー」

ひとみ「???」

リヴァイ「は?別に俺のじゃねえよ」

ハンジ「去年は俺の部下俺の部下ってなにかあるごとに「俺の」てつけて連れまわしてたのにー」

リヴァイ「今はミケの部下だろうが。」

ひとみ「え、ミケ課長の犬とかやですわたしっ」

リヴァイ「わかったミケにそう伝えておく」

ひとみ「せ、先輩やめてください黙っていてください」

リヴァイ「ほら、ひとみ、フリスビー投げるからとってこい」

ひとみ「え、ちょ、なんなんですかこの扱い邪魔ものにしないでくださぃっ」

リヴァイ「おら…」

ひとみ「あ!ほんとに投げるし!」



リヴァイ課長が遠くの方にフリスビーをなげて、なんだかんだひとみさんは即座に反応してぱたぱた走ってとりにいった

「とりましたーっ!」と遠くで喜んでるひとみさんをしかとしてエルヴィン部長と話してるリヴァイ課長はだいぶSだとおもう

だけどそんなリヴァイ課長にしつこくするのがひとみさんのすごいところで、フリスビーをもってきてフリスビーでリヴァイ課長の頭をパコッと叩く

他の人なら恐ろしくてできない……



ひとみ「先輩とれましたっっ」

リヴァイ「……きこえてんだよ…ぐず…」

ひとみ「なら反応してくださぃー」

リヴァイ「うるせえわかったから叩くな。殺すぞ」

ひとみ「やぁですっ」




ひとみさん、リヴァイ課長にかまってもらってくそうれしそうだな…

部長が「遊んでやれリヴァイ」と言っているが、「だるい」と
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