飛べない翼

□めがちび
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俺は巨人化の能力をかわれて

というか危険だから、監視されるためにリヴァイ班に入団した

リヴァイ班は巨人殺しのスペシャリストが集まった集団だ

訓練でもその実力がみられる

特にリヴァイ兵長の実力は周りとはくらべることができないくらいすごい












今日も訓練にでていた俺たち


立体起動の訓練をしていたが、俺の立体起動装置は訓練中に故障してしまった


エレン「くそ…なんでだ…」

リヴァイ「どうしたエレン。故障か」

エレン「…はい…そうみたいです。」

ぺトラ「……最近ずっと調子悪そうにしてたもんね、ついに壊れちゃったのかな…」

エレン「…はい…故障ってより、ガットがかたいんです」

リヴァイ「…いざっていうときに動かせなかったら意味ねえ。それに、武器も足りねえしそろそろ一旦本部に戻るか」





俺の立体起動装置の故障をきっかけに、俺たちは馬にのって本部に戻った





リヴァイ「俺はエルヴィンのところに行って来る。お前らは武器と装置を技術班にまわせ」

エレン「はい!」

リヴァイ「…ぺトラ、エレンの装置はメガチビのところへ持っていかせろ」

ぺトラ「ぁ、はい!」




メガチビ・・・・・???


誰のことだ

よくわからないけど、リヴァイ兵長はそれだけいうとエルヴィン団長の執務室の方へ歩いていった

ぺトラさんが「行くよエレン」と声をかけてきたのでそれについていく




エレン「……あの、メガチビってなんですか?」

ぺトラ「ん?あぁ…メガチビっていうのはねー、技術班にいる子でそう呼ばれている子がいるのよ」

エレン「技術班…メガ…チビ…ですか」

オルオ「ぺトラよ、説明が足りねーんじゃねえのか?メガチビっていうのはな…まあ生意気な小娘だが、リヴァイ兵長の女でもあるんだぜ」





リヴァイ兵長の




女?





ぺトラ「ちょっと、オルオっ…まだわかんないじゃない。ただの噂よエレン」

オルオ「あれは噂じゃねーな、一緒にいるとこみりゃわかる」

ペトラ「っリヴァイ兵長からは…交際してるとか聞いたことないよ」

エレン「あの……リヴァイ兵長も…恋人とかつくるんでしょうか…」

エルド「俺が入団してからは聞いたことないな。メガチビ以外」

ペトラ「ちょっとエルドまで、、」

エルド「ま、兵長は調査兵団をたばねる役職についているし、恋人は作らないって話もあるが」

エレン「……恋人でなかったとして、なんで…そのメガチビ…さんに俺の装置の修理を」

エルド「恋人でなかったとしても、リヴァイ兵長はメガチビの腕を見込んでるのは確かだ。だからだろう」

エレン「……リヴァイ兵長が…見込む……」






いったいどんな人なんだろう





連れてこられたのは技術班の作業場



作業場にはいっただけで、「リヴァイ班だ!」と注目された



ペトラ「装置の修理をお願いします。あと武器の補給を…」


ペトラさんがそこにいる兵士にたのむ


ペトラ「あと、メガチビいますか?エレンの立体起動装置をみてもらいたいのですが」

「あぁ、メガチビならさっきまで……読んできますね!」



本当にメガチビてよばれてるんだな






「あっペトラさんだっ」





後ろから明るい声がして、ふりむくと女の子がいた

大きなゴーグルをつけて、長い髪をポニーテールにして赤いリボンでしばってる





ペトラ「あ、いた。」

オルオ「あいかわらずだなぁ…メガチビ」

「あ、オリョリョさんもいたんですね」

オルオ「オルオだ馬鹿」

ペトラ「もうオルオふざけないで。メガチビに紹介するね、新しくリヴァイ班に入ったエレンよ」

エレン「ぁ、エレン・イェーガーです‼よろしくお願いします‼」

「エレン……?へぇ!リヴァイ兵長の班に入るってことは強いの?強いの?」


メガチビさんはそういいながら俺に寄ってくる

このひと
俺のこと知らないのか……?



ペトラ「メガチビ……エレンのことリヴァイ兵長からきいてないの?」

「ふぇ…?兵長から…?う〜ん新人さんが入るなんてきいてないなぁ…」

ペトラ「……そうじゃなくて、…エレンのことについて…」

「……エレンの…ことについて……?」



本当にわかってないみたいだ……
そんなやついるのか……?


それをきいてペトラさんがオルオさんとグンタさんに小声で「ほら…ただの噂よ」といっていて、メガチビさんはきょとん、としてる



オルオ「メガチビおまえほんとに知らないのか?巨人化のこと誰にもきいてないのか?なら兵士としてやべえぞ」

「……へ……?ぁ、ぁは、冗談だよ知ってるよ〜、巨人化ねー今流行りのっ!」






絶対わかってねぇこのひと





オルオ「おいおいまじで知らねーのかよ、、てことはまじでただの噂か?」

「なにが?なにが?あ!自己紹介忘れてた!わたしは技術班所属のひとみ、皆んなからはひとみって呼ばれてるからひとみでいいよ!」

エレン「ひとみ…さん……(いや、みんなメガチビてよんでるぞ…」

ペトラ「それで、お願いなんだけど、エレンの立体起動装置をみて欲しいの、故障なんだけど」

ひとみ「故障……?みしてー」

エレン「はい……」




ひとみさんに立体起動装置をわたす




ひとみ「……ほぇー……」




本当にこの人に任せて大丈夫なのか








リヴァイ「修理の注文はすんだか」



リヴァイ兵長がやってきた

そういえばリヴァイ兵長とひとみさんは本当にできているのか……?



ひとみ「ぁ!へ、兵長っっ…久々に会えました!」

リヴァイ「……エレンの立体起動装置はどうだ」

ひとみ「あぁそうでした!これは修理ですかねー、ちょーっと時間かかりますけど」

リヴァイ「……変えたほうがいいなら変えてくれ」

ひとみ「……でもエレンはこれで使い慣れてたんじゃないですか?ねぇ」

エレン「あ…いや、まあそうですけど」

ひとみ「うーん……まあ直してみて、ちょっとでも不備があれば新しいのに変えましょう。変えちゃうとまた慣れるのに時間かかりますしね」

リヴァイ「……そうだな。頼む。どれくらいでできそうだ?」

ひとみ「…………一年……」





は?





誰もがそう思ったとき、

リヴァイ兵長がひとみさんの頭を思い切りひっつかんだ
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