課長に恋をする
□恐怖
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ミナトさんと一緒に帰ってから、ミナトさんはやたらわたしに迫ってくるようになった
ミナト「……ひとみちゃん、今日もよかったら一緒に帰らない?」
ひとみ「ぇ……ぁ、すみません今日は…仕事がちょっと残ってて…」
ミナト「待ってるから大丈夫だよ。1fのカフェテラスにいるから」
ひとみ「ぁ…は…い……」
ミナトさんからはメールもちょくちょくきてて、しかも自撮りがおくられてくるからちょっと怖い
それを同期の女子に相談したら、「ぇ、うそひとみとミナトさんが⁉」ときゃっきゃと騒がれ、逆に噂だてられてしまった
わたしはリヴァイ先輩がすきなのに……
あいにく今日は仕事がかたづいてしまって、重い足取りで鞄をもってエレベーターにのる
すると大好きなリヴァイ先輩があとからのりこんできて、私達は目で挨拶する
ひとみ「お疲れ様です。先輩」
リヴァイ「今日は残業じゃねーんだな」
ひとみ「はぃ…今日ほど残業したい日はないのですが……」
リヴァイ「…は?」
ひとみ「……いや、こっちの話です…先輩はまだ仕事ですか?」
リヴァイ「あぁ。これからエルヴィンどもと会議だ」
ひとみ「ぇ、これからですか…大変ですねぇ」
リヴァイ「……ミケにお前がちゃんとやってるかどうか聞いとくからな」
ひとみ「ちゃ、ちゃんとやってますよっ、ミケ課長のいうことは信じちゃだめですっ」
リヴァイ「……お前上司をけおとすなよ…」
先輩となにげない会話をしながらエレベーターで1Fまでおりる
ミナト「ぁ、ひとみちゃんっ…待ってたよ、帰ろう…」
……せっかくの先輩との時間が……
ひとみ「ぇ、ぁ、は、はぃ……」
リヴァイ「…じゃあな……」
先輩は一瞬私達をみてから、ポケット手を突っ込みながらカフェテラスのほうにあるいていった
先輩に勘違いされてしまったらどうしよう……の