リヴァイと大人になる

□初恋の人
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夢を見た。あの頃の夢…


高校2年生の終わり


周りの友達は彼氏を作って、毎日一緒に帰ったり、プリクラとったり、放課後デートなんかしてて


その頃わたしは、学校でドキドキする恋愛なんてできなくて、それよりもパパに振り向いてほしくて必死で歌にのめり込んでた


そんな中、私が初恋をしたのが彼だった



ディズニーキャッスルのキャストになりたくて、必死に頼み込んでコーチになったのがハンターだった



その頃のハンターはまだそこまで有名ではなくて、チームでは下っ端の方だったから、私も生意気言ってたっけ…









夢に出て来たのはハンターで


ソファで一緒に映画を見てた


確か私が小さなコンクールで準優勝で、悔しくて泣いてたら励ましてくれて、一緒に好きな映画を観てたんだっけ…



ソファに座る私は、頭を彼に預ける

大きな手が私の髪と、頬をなでて

ぐいっと顔を引き寄せられるとそのまま柔らかい唇があたった

私はそれでいつも元気になってた…












リヴァイ「…い、おい」

ひとみ「…ふぇ…あれ…?」

リヴァイ「ち、…だからここで寝るなと何度も言っただろうが」

ひとみ「ぁ…」


目がさめると玄関で、私は床にまるまっていた。

スーツ姿でしゃがみこんだ先輩が私の頬をぺちんと叩く。かっこいい

そうだ、リヴァイ先輩の帰りを待ってたんだっあ…




ひとみ「ぁ、先輩…今おかえりですか?」

リヴァイ「あぁ。おまえこんなとこで寝てたら風邪ひくぞ」

ひとみ「はーぃ、、あ!先輩お風呂ありますよ!ごはんも!」

リヴァイ「まさか…おまえ料理してないだろうな?勝手に」

ひとみ「してませんよ!笑 お店の余り分けてもらったんで、よかったら…チキンですが」

リヴァイ「…そうか。悪いないつも」

ひとみ「いえいえ!先にお風呂にします?ご飯にします?それとも、、わ」

わたし?
と聞こうとするとバシンと頭を叩かれた。いたい


ひとみ「いたいですぅ、、」

リヴァイ「アホみたいなこというからだろ。」

ひとみ「へへ、、」

リヴァイ「…おまえ」

ひとみ「?はぃ?」

リヴァイ「…なんか良いことでもあったか?起きてからずっとニヤついてるぞ」

ひとみ「ぇっ、ち、ちがいますよ!!」

リヴァイ「…なにがだ」

ひとみ「ぇ、ゃ、ちょっと…夢を見て…」

リヴァイ「ほぅ。どんな夢だ」


先輩のスーツをハンガーにかけたりするのを手伝いながらきかれる


そういえばわたし


何の夢を見てたんだっけ……




ひとみ「…何でしたっけ?」

リヴァイ「…あんだけニヤけといて忘れるとは、、ほんとアホだな」

ひとみ「ぇーだって夢てすぐ忘れません?」

リヴァイ「
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