リヴァイと大人になる

□求めたもの
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ナミと一方的に関係を終わらせた



会社ではデスクが隣同士な俺らはやりにくい

と思っていたが、俺は仕事中は気にしないし、ナミも大人だ。それだけで対応をかえたりはしなかった



喫煙室で一人でタバコをすっていると、ナミがはいってきた



ナミ「……彼女をラブホにおいてくなんてなかなか最低よ?」

リヴァイ「…………それは悪かった。だが…お前とはもう終わりだ」

ナミ「……なんで…そんなに彼女がいいの?」

リヴァイ「…………」

ナミ「……興味本位で…聞いてるだけだけど…」

リヴァイ「……何でだろうな。あいつは…普段俺をいらつかせてばっかだ」

ナミ「……でしょうね」

リヴァイ「…………俺にもわからん。なんでなのか」

ナミ「…………私は…あなたを諦めない」

リヴァイ「…………」

ナミ「私はデスクが隣で…あの子より有利だし……きっといつかまた……」

リヴァイ「………好きにしろ」

ナミ「……ただ…わたしは有利だから……言っちゃうと」

リヴァイ「…………」

ナミ「……あの子に嫉妬してた。ずっと…だから、戦線布告した。いつでもあなたを奪えるって」

リヴァイ「…………」

ナミ「……彼女がくるったみたいに束縛したのは…それのせいもあるかもね」

リヴァイ「…………そうか」




























ハンジが企画した下らない横浜観光に参加することになった


普段横浜で働いてるのにくだらねえ


がハンジがどうしてもこいとうるさいので仕方ない


なにかとおもったらハンジが無理やりひとみを連れてきやがった


久々に見たひとみはエレンが呼ぶ声にピクッと反応してこっちに走ってくる。何でかしらねーが、その姿に胸が高鳴った


しばらく挨拶もせず、離れた距離にいた俺たちだったが、歩き出した際にたまたま隣になったのでなんとなく話しかけると、やつは徐々にペース昔に戻していく


その感じがなんだか心地よく感じたが、やつが急に俺をゲイかどうか疑いだしたので首を締めてやった


小さい遊園地に入ると、他の奴らはテンションをあげて、どの乗り物に乗るかで盛り上がっている


俺はこういうときひとみが盛り上がらないのを知っている


普段ガキっぽいひとみは、顔に似合わず遊園地が得意じゃない
幼い頃にアメリカのすごいジェットコースターに父親にむりやりのせられてからトラウマになったらしい


俺ももちろん顔に似合って遊園地でさわぐようなやつじゃない


そんな俺とひとみは他の奴らが乗り物にのってるあいだ、自然にゲーセンだったりをふらふらする



ひとみ「あ、ピカチュウです」

リヴァイ「……まだそんなもん好きなのか」

ひとみ「……ほしいです……」


ひとみはゲームの景品のピカチュウのぬいぐるみをながめる

仕方ないので金を入れてやってやるがおれはこういうのは得意じゃない

いらいらして機械をぶっこわしそうになったのを「先輩だめですうっ」とひとみが腕を引っ張ってとめてきた



ひとみ「先輩…ソフトクリームあげるので機嫌なおしてください」


なんでこんな寒くなってきた時期にソフトクリームなんか買ってくるんだこいつは。相変わらず馬鹿だな

それでも俺を気遣ってなことなのでソフトクリームを受け取って二人でベンチに腰掛ける

目の前の乗り物ではハンジたちが悲鳴をあげてる



リヴァイ「……そういえばお前」

ひとみ「……はい」

リヴァイ「……最近どうだ」

ひとみ「……先輩大丈夫ですか…?その話はさっきしました…」

リヴァイ「……そうじゃなくて……彼氏はできたか」

ひとみ「…………ああ…」


答え方だけでわかる。これはいる答え方だ



ひとみ「……実は…パパが……私が失業したことをしって、おみあいをもちかけてきたんです…」

リヴァイ「………みあい?」

ひとみ「……はぃ…私がどの仕事ついても続かないのみこしたんですかね。とにかく、私を養ってくれるひとをみつけて、安心したいみたいです」

リヴァイ「……で、したのか…みあい」

ひとみ「……しました。まあ…今はパパを満足させるためにってかんじですが」

リヴァイ「……どうだった」

ひとみ「……退屈でした。ありきたりな話をして…でも良い人そうだったので…一応結婚を前提に…みたいなことになってます…うけますよね」

リヴァイ「……別にうけねえよ」

ひとみ「……おみあいの時に好きな食べ物の話をして、先輩がお寿司屋さんに連れてってくれたこととか、ずっと考えてました」

リヴァイ「…………あそこな」

ひとみ「……またあのお寿司屋さんのお寿司…食べたいです…」

リヴァイ「……卵か?」

ひとみ「卵です。あと先輩が頼んでくれた奴が全部おいしかったです」

リヴァイ「………お前はそれでいいのか?」

ひとみ「……卵ですか…?」

リヴァイ「馬鹿。…みあいでいいのかって」

ひとみ「……ああ…わからないです……今は…またかよって言われちゃうかもですけど…逃げてます…わたし…」

リヴァイ「……そりゃ逃げるだろ。さすがにその歳で見合いは」

ひとみ「……先輩に言われたことを何度も何度も考えます」

リヴァイ「………」

ひとみ「私……ずっと困難から逃げてます……でも今はなにが困難かわかりません。自分で稼いで食ってくことか、好きでもない人に養ってもらうことか……」

リヴァイ「…………」

ひとみ「……またパニックです……」

リヴァイ「……まあ…みあいのことはお前の父親が絡んでのことだから時間があるかしらんが、…しっかり悩め…悔いのない選択をしろ」

ひとみ「………難しいです……」

リヴァイ「……ならそれが困難だ。お前はちゃんと…立ち向かってる…」

ひとみ「……先輩」

リヴァイ「……なんだ」

ひとみ「……寒いですね」

リヴァイ「……こんな時にソフトクリームなんか買ってくるからだ。馬鹿」


俺は
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