リヴァイと大人になる
□大人
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社会人一年目はあっというまだった
毎日が信じられないほど忙しく、会社でも働いて家に帰っても夜中まで書類をよみこんでという日々が続いた
休日すらも書類やパソコンに向き合う時間がほとんどで、後は普段掃除できない部屋を掃除するので精一杯だった
たまに飯を食うのを忘れたり、寝るのを忘れたりするくらい忙しい一年だった
ちなみにあの馬鹿とはまだ交際を続けている
あいつは俺が忙しい時にちょうど良く単位不足という馬鹿みてーな理由と就職活動で同じく忙しかった
そのおかげで俺が忙しくてあまり会ってやれなくてもあいつはなんの文句も言ってこなかった
それどころか「単位やばいです泣」「SPIできないです泣」とかどうでもいいことばっかり言ってきやがったので会えた時は半殺しにしてやった
なんだかんだで俺の忙しさに目処がついた頃にはやつの卒業式が控えていて、気付けばやつは新社会人となっていた
「これでまた一歩先輩に近づけますっ」とわけのわからないことを言っていたので蹴り飛ばした