リヴァイと青春

□女の子
1ページ/3ページ





あの馬鹿と一応交際しはじめてから一ヶ月



あいつとは毎日会うわけではない



同じ授業のときとか、たまたまお互い放課後が暇な時一緒にかえったり


たまにあいつが暇なときに俺がうける授業についてきて隣で爆睡してたりそんなかんじて



連日であうときもあれば、全く会わない日が続いたりするときもある



が会わないときはなんらかのアクションをしてくる
昨夜なんか「先輩」とだけ書いたメールを送ってきて返信してやってもそのままだったり行動がなぞすぎる




一ヶ月たってやっとあいつの謎な行動も読めてくるようになった






今日もあいつは部活まで暇だからと授業をうける俺の隣で爆睡してる

さっきまでコメントペーパーに「つまんない」と書いて来て面倒だったので寝てもらったほうが都合良い


いつも授業が終わっても寝続けるあいつをひっぱたいて起こす


が今日はひっぱたいてもいつもの過剰な反応をしめしてこない

起きてはいるようですこし顔を上げる


こいつが暴力をふるったとき過剰に反応を示さないときは決まってる
体調が悪いか落ち込んでいるかのどっちかだ


「ぅー…」とうなってることから今日は前者のほうであるとわかる。本当にわかりやすいやつ



リヴァイ「……おきろ」

ひとみ「ぅ…………いきますか…」



むくっと起き上がると髪の毛を治してだるそうにしている

教室をでてもなんだか俯いて静かだ






リヴァイ「……悪いもんでも食ったか」

ひとみ「……ちがいます…貧血です……」



とお腹を抱えながらつぶやく


なるほど、



こいつも一応女だ



おそらく女子特有の日がきたのだろう



生理。とわざわざ口にしないのは女子の意地なのか





いつもはそのまま部室のほうまでいって別れて互いの部活動に向かうが




唸るこいつをつれて購買による



相当しんどいのか後ろで「ぁー」だの「ぅー」たのうるさい



とりあえず温かい茶をかってやって、部室にむかうまでにてわたす




リヴァイ「ん、茶でよかったか」

ひとみ「ぇ……これくれるんですか…?」

リヴァイ「……あっためたらましになるだろ」

ひとみ「……せ、せんぱぃっ」



さっきとうってかわって目をキラキラさせながらペットボトルをうけとる

単純なやつだ

そのあとは「天使ですっ」とかなんとかギャーギャー騒ぎながらついてくるのでしかとした




ひとみ「はぁー、、練習だるぃです、、」

リヴァイ「……そんな辛いなら帰れ」

ひとみ「ぅ……そんなわけには……」



今日は先輩がたとの合わせなんです〜
なんて言いながらペットボトルを腹にあててる


こいつの先輩がたとやらはなんというかひとみ使いが荒い


正直部活もさっさとやめさせたいくらいだが(ひとみが嫌嫌いうからやめさせないが


こんな体調が悪そうな日に部活にいかせるのは更に気が乗らない




ひとみ「…先輩?」

リヴァイ「…あ?」

ひとみ「……眉間にしわです…」


「すごいです…」と何も知らないこいつは俺の顔をまじまじみてくる


普段だったらぶん殴ってやるが今日は仕方ない
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ