でぃずにー2
□元ナース
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新人研修医として救命病棟内をパタパタ走り回るエレン
あっちの患者がどうの
こっちの患者がどうのとすぐ呼びつけられれる上
新人としての庶務業務も中々多い
研修の前に、外科病棟で「救命はきついぞ」とリヴァイたちに言われ覚悟はしていたものの
予想をはるかに上回る大変さだった
ハンター「イェーガー、今空いてるか？」
エレン「あ、すみません今は…」
ハンター「空いてるな？」
エレン「は、はい…」
ハンター「ICUの患者の点滴のチェックたのむ。あとこのカルテ、…整理しといてくれ」
エレン「…はい……」
ドサッと大量のカルテを山積みにされ、エレンは息を飲んだ
「じゃ、よろしく」
と少し笑いながら去っていくハンター
忙しいのわかってて明らかにわざと押し付けられたような仕事に、エレンはため息をついてICUにむかった
ハンターは救命での新しい上司
昔戦場医をしていたこともあるくらいで、救命のフライトドクターのエースと言われている
リヴァイに負けずおとらず厳しいが、どこかエレンに意地悪しているような節があった
先輩のエリオットやレイチェルに聞いたところ、ハンターのフェローいじめはいつものことらしく
むしろ自分はましな方だと言われゲンナリした
リヴァイのほうが仲間思いで、自分との相性も良かったかもとすら考えていた
エレン「ぁ……」
頼まれたカルテの整理を終えると、向かいの廊下でハンターとクリスタが歩いているのがみえる
クリスタが満面の笑みで、ハンターも楽しそうに話していた
エレン「…なんだよ…」
仕事頼んでおいて、、、
と少し文句がこぼれながら
カンファレンスで会議室にメンバーが集まると、ハンクからICUやHCUの患者情報がアナウンスされた
ハンク「あと、前からスケジュールにあったとおり、来週は1週間ハンターが休みを取る。皆んなでその分の穴を埋めるよう、がんばろう」
ハンター「人手が足りない時にすみませんが、よろしくおねがいします。」
カンファレンスでハンターが休みを1週間とることがわかったエレンは、そのあと次々とハンターがいない間の仕事を詰め込まれた
もうへとへと、、
といったところで、そんな姿を苦笑いで見ていたレイチェルとエリオットがエレンを飲みに誘った
エリオット「で、、ハンターの指導はどう？笑 慣れた？」
エレン「いやーーー、、、きついっすね、、、やっとペースがわかってきたって感じです」
レイチェル「でも言っとくけどこんなのまだ序の口よ？忙しい時なんかもっと鬼だし…ペースも凄いから」
エレン「え、、、まじですか、、、」
エリオット「怖がらせてどうするの笑 でも、わりと優しいでしょ？リヴァイさんて怖いで有名だし、、それよりは、、」
エレン「あの人は恐ろしいですね、、
でもなんていうか、仲間思いで、熱い面もあって」
エリオット「ふーん、、ならハンターも大丈夫だよ笑」
エレン「え…？」
エリオット「あの人も仲間思いで熱いところがある人だから笑」
エレン「……いまのとこそんな面は全然感じられませんが、、」
エリオット「ま、付いていけばそのうちわかるよ笑」
エレン「そういえば、、ハンターさん、来週1週間休みて、なにかあるんですかね？珍しいですよね、そんなに休みとるの」
レイチェル「あぁ、新婚旅行だって〜」
エレン「……え！！！？？」
エリオット「というより、婚約旅行？笑」
エレン「け、結婚されてたんですか！！？」
レイチェル「結構最近ね〜、ちょうどエレンが入る前くらいかな？」
エレン「へぇ〜〜、、あ、もしかして、クリスタさん！！？あでも一緒に休んでないか」
エリオット「鋭いね〜笑 まぁ確かに、クリスタとは一時期付き合ってたけど違うよ笑」
エレン「あやっぱり、、何か仲良いですよね」
レイチェル「クリスタの方はまだ好きなんじゃない？なーんか、ハンターの方も満更じゃない気もするけど」
エリオット「んーーさすがにそれはやばいでしょ笑 そんなことあったら僕も許さないよ笑」
レイチェル「あなたはいっつもひとみ持ちなんだから、、、」
エリオット「いっつもじゃないよ笑 基本ってだけ」
エレン「あの、、ひとみって…」
レイチェル「ハンターの奥さん」
エレン「へぇ〜…」
エリオット「ひとみはうちのナースだったんだよ」
エレン「…え！！？そ、そうだったんですか！？」
エリオット「うん、フライトナースとして、ハンターのサポートもしてたんだ」
エレン「ハンターさんのサポート……すごい人じゃないですか」
レイチェル「言うほどじゃないでしょ、、癖があるし不器用だし、、何故かハンターに気に入られてただけ」
エリオット「その何故かが大事なんでしょ？笑