でぃずにー2

□マーリー編3
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ひとみは休職してから、1ヶ月に一回、本部でハンクと面談をするようになっていた


本部について、待合室で待っていると、ハンクが「おっ!」と優しく声をかける


オフィスに入って、ソファーに座ると、「ちょっと待っててくれ」とハンクがひとみにコーヒーをだした



ハンク「よし!始めようか」

ひとみ「……」

ハンク「…どうだ?調子は」

ひとみ「……ちょっと…」

ハンク「あぁ…」

ひとみ「……」

ハンク「…無理はしなくていいよ」

ひとみ「……すみません…」

ハンク「大丈夫だよ! 体調の方は大丈夫か?障害の方は、治せそう?」

ひとみ「……最近は…大丈夫です…」

ハンク「………まだ出てこれなそうか?」

ひとみ「………」

ハンク「……ひとみのタイミングでいいんだよ」

ひとみ「……すみません…」

ハンク「…まぁ、皆んないつでも待ってるから、…研修生に降格したこと、ハンターも心配してたよ」

ひとみ「………」

ハンク「それに、…君なら頑張ればいつでも上に上がってこれるから」

ひとみ「……」

ハンク「…これは本当だよ。正直、君がAへの実力が











ドアのノックがして、入ってきたのはセバスチャンだった


ハンク「あーーそうだ、約束してたな、、」

セバスチャン「…外で待ってたほうが?」

ハンク「あぁ、もうちょっとだけ!すまなさい」

セバスチャン「了解。…」


セバスチャンはひとみを見てからドアを閉じる











セバスチャン「ひとみ、何かあったんですか?笑 研修生に降格したってきいたけど」

ハンク「あぁ、、ちょっとね。…いやー、、どうしたもんか」

セバスチャン「……何か…ゲッソリて感じでしたね笑 大丈夫すか?笑」

ハンク「いや、それが単純な話でもないんだな、、、あんまり大丈夫じゃなさそうだし」

セバスチャン「……そういや、カーターバイゼンが脱退になるとか笑 それとなんか関係が?笑」

ハンク「笑 相変わらず勘が良いなセバスチャンは笑」

セバスチャン「ま、一応元チームメイトのことなんで笑 どっちも」

ハンク「笑 あんま多言は禁止だぞ?実は…ひとみは今活動休止中にしてる。ストレスで、摂食障害になったんだ」

セバスチャン「まじすか?だからあんな痩せたんだー。食事とれないてこと?」

ハンク「いや、逆だ。ほっとくと、自分でも制御できないくらいものを食べてしまうようで、全部出してしまうらしい。今薬で抑えてもらってるが…」

セバスチャン「ふーん…摂食障害て、一回なったら一生付きまとうっていいますもんねー」









ハンク「そうだセバスチャン、…良かったら、ひとみの面倒見てくれないか?」

セバスチャン「は!?勘弁…なんでぼくが」

ハンク「元チームメイトだろ!その方がひとみも僕より心開きやすいだろうし」

セバスチャン「いやー元々そんな仲良くないし、、」

ハンク「そうだっけか?笑 よく喧嘩してなかった?」

セバスチャン「喧嘩っていうか、、むしろいじめてただけですよ。ハーモニーと。…ひとみなら僕よりハンターが面倒見た方が良いんじゃない?懐いてたし」

ハンク「そうしたいのは山々だが、、ブレイクに怒られそうだから…笑 ぼくが」

セバスチャン「それは言えてますね笑 でも僕も嫌ですよー、障害持ちなんて面倒臭いし」

ハンク「……わかった。…面倒見る間の食事代は全部負担する。あとミュージカルの招待券とかも優先的にまわすし、、次回の組閣もオーディションパスにするから…」

セバスチャン「ずるいですよそんなの笑」

ハンク「いいだろ、、どう…?」

セバスチャン「……わかりましたよ。のります。」

ハンク「よしっっ」

セバスチャン「その代わりさっきの約束は絶対まもってくださいよ?」

ハンク「もちろんだ笑」















ひとみ「……なんでセバスチャン…」

セバスチャン「こっちの台詞だから笑 僕だって本当は君の面倒見るほど暇じゃないけど、元チームメイトだしご褒美がほしくてしかたなく」

ひとみ「……正直だからいっか……」

セバスチャン「病んでるって聞いたけど思ったより元気そうじゃん笑 なにたのむ?酒は」

ひとみ「…お酒飲んでいいの…?」

セバスチャン「……ダメなの?笑」

ひとみ「…あんま飲まないよう止められてたから…」

セバスチャン「…あんまならよくない?一杯くらい笑 酒ないと食事も上手くないし…」

ひとみ「…なら、ちょっとだけ…」

セバスチャン「好きなもん頼みなよ。食事はプロデューサー持ちだから」

ひとみ「…頼んでいいの…?」
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