でぃずにー2

□レッスンA
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朝4時半

ジリジリなる目覚ましを止めて、まだ眠い目をこする

辺りはまだ真っ暗で、部屋の中も暗い

また遠のきそうな意識をなんとかもどして、一度ベッドの上に座り込んだ


ひとみ「んーー、、、、」


しばらくその状態を続けてから、また意識が遠のきそうなので頬を叩いてベッドから降りた


サウナスーツをきこみ、まだ暗い寮の外にでる


お気に入りの海辺の道路のコースは、潮風があたってきもちい



ひとみ「今日は30分目標…」


いつもは45分かかるコースを、毎日少しずつタイムを縮めていた

しばらく無心で走っていると、隣をぐんぐん追い抜く影があった



ひとみ「ぁ…」

ハンター「そのペースだと30分は無理だぞ」

ひとみ「ぅ…」

ハンター「…僕の後につけ」

ひとみ「……はーいっ」


前を走るハンターの背後をつけていく

ペースが全くブレない

1人だと正直きつい部分も、人の後に着くとだいぶ楽だ


もうちょっとで中間部分

もうちょっとで3分の2

もうちょっとでゴール


バクバクなる心臓を呼吸でととのえて、どうにか完走した



ひとみ「はぁ、はぁ、はぁ、、ぁーー、、」

ハンター「はぁ、、…ほら」

ひとみ「ふぇ??」


ハンターが持っていたストップウォッチをひとみに手渡す

表示されたのは26.4



ひとみ「30分切った!!?」

ハンター「…出だしから10分で集中力が切れてペースが落ちる癖があるから気をつけろ」

ひとみ「はぃ、、はあー!!」


疲れて浜辺に倒れこむひとみ

サウナスーツで走ったため汗だくだ


ハンター「…サウナスーツでこの距離走るのはやめとけ。死ぬぞ」

ひとみ「ぅ、、はーい、、動けない、、」

ハンターがひとみの前からいなくなり、ひとみは浜辺の上で目を瞑る

いつのまにか辺りが明るくなっていた

このまま寝そう、、そう思っていると頬に冷たいものを感じて飛び起きる


ひとみ「ふぇっ!?」

ハンター「笑 やる」

ひとみ「あ、、、ポカリ、、」

頬にピトっとついたのはよく冷えたポカリで、ハンターを見ると笑って自分のポカリを飲んでいた


ひとみ「ぁ、ありがとう…」

ハンター「どういたしまして」

ひとみ「…いつから走ってたの?」

ハンター「同じくらい」

ひとみ「









そろそろ朝食の時間帯になるので、2人でシャワールームにむかい、食堂にむかう

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