でぃずにー
□ブルーベルベット地区編1
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ブルーベルベット地区大会にむけて、ハンクとひとみはレインフォレストでミーティングを兼ねた食事を取っていた
ひとみ「とにかく、今のメンバーじゃ絶対に地区大会は無理。」
ハンク「そうとは限らない。ティナにリードボーカルをやらせれば」
ひとみ「はい。絶対無理ー。歌がめちゃうまならともかく、アジア系撲滅キャンペーンから叩かれて終わりだから
ひとみの案に、突然一つ空いた隣の席の男が鼻で笑った
ひとみ「…ナニカ?」
「いや笑 面白いこと考えつくなと思って。うちのチームでも使おうかな」
ひとみ「…それはどうも。人の話に入ってこないでもらえます?」
ハンク「こら。うちのチームて…もしかして君もグリーチームに?」
「メンバーじゃなくて僕もコーチですが」
ハンク「若いな笑 支障なければ、地区大会どこのグループ?」
「Aですよ。」
ハンク「A!?すごいな…。」
「あなた方のチームは?」
ハンク「恥ずかしいけど…、うちはDなんだよ。メンバーも少ない小さなチームだし、作り始めたばかりだから苦戦してて」
ひとみ「ちょっと。余計なこと言わないでくれます?」
「小さなチームならまとめやすいでしょう。うちは、何十人もいる大きいチームだから、束ねるのが大変ですよ」
ハンク「Aグループてことは…あのディズニーキャッスルからのチームもいるところだろ?笑 そりゃ大規模なチームが揃うだろうね」
「…どこも手強いですよ。じゃあ僕はこれで失礼します。そこの彼女が退屈でポテトを食べすぎてデブる前に」
ひとみ「ちょ、はぁ!!?」
「幸運を」
ハンク「あぁ!州大会で会えるといいね」
ひとみ「なにあいつ?」
ハンク「君が態度悪いからだろ。せっかく戦う同志なのに」
ひとみ「は?戦う同志?あんなおぼっちゃん、見栄張ってたけどどうせ地区大会で落ちる」
ハンク「そうか?若いのにしっかりしてたけど?」
ひとみ「私の方が若い。それに、Aグループはディズニーキャッスルの姉妹チームがいるんでしょ?プロみたいなもんだよ?絶対落とされるじゃん」
ハンク「んーー、確かに。ただ、今年のAグループはどのチームもプロ顔負けのトップクラスと聞いたよ。もしかしたら、彼のチームもやるかも」
ひとみ「ありえない。