課長がすきです
□初夏
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最近どんどん気温があがってきて、そろそろ会社でも本格的にクールビズする人たちがふえてきた
7月の今でもスーツがきついというのに、8月、9月になったらどうなるんだろう…
俺は去年の就活の夏頃を思い出して憂鬱になった
朝のニュースで「今日は初夏の気温で…」といっている。そうか、もう夏が来るのか
春は忙しすぎて一瞬ですぎさってしまった
ペトラ「エレンおはよーっ」
エレン「あ、ペトラさんおはようございます!」
ペトラ「今日暑いねー」
会社のエレベーター前でペトラさんと出くわす
ペトラさんはぱたぱた手で顔をあおいでる
半袖のシャツに下はベージュのスカート、腰には黄色のカーディガンをまきつけて、靴は可愛い水色のパンプス
うちの会社は女性社員は私服なので、わりと周りの女の人たちのファッション事情をたのしめる
前にペトラさんが「私服は私服で大変だよー?毎日選んだり、会社用の服買ったり、、」といっていた
女の人って大変なんだな、、とおもったけど、男性社員からしたら女性社員が私服なのはわりと嬉しい
前にオルオさんたちと女性社員の私服について色々話したが、女性社員の私服について注目しているのはおれだけではなくてそれはみんな共通してるらしい
リヴァイ「お前ら、そろそろ休暇希望だしとけよ。連休とれなくてもしらねーぞ」
エレン「はいっ‼」
そういえばそろそろ夏休みをとる人がでてきている
早めや遅めに休みをとって海外旅行にいくひともいれば、一般的な夏休み時期に休みをとって他の会社の友達や家族との時間にあてる人もいるらしい
俺も仲良かった104期生と夏休みに一回くらい遊ぼうと連絡をとりあっていた
ペトラ「え!エルドシンガポールいくのー⁉いいなあ、、」
エレン「え、エルドさん海外旅行ですか⁉」
エルド「あぁ、結構前から予定たててたから連休とれてよかったよ」
ペトラ「やっぱり旅行いくなら今更ってかんじだよね、、私も予定たてておけばよかった、」
エレン「誰と行かれるんですか?」
オルオ「彼女に決まってるだろ、、」
エレン「あ!例の!大学時代から付き合ってる」
エルド「まあな…、、普段あんまどっかつれてってやれないから」
ペトラ「休み取れて良かったね!」
エルドさんは彼女さんと海外旅行かぁ、、たのしそうだな
そういえば、
リヴァイ課長はひとみさんとどっか行ったりしないのかな……
そう思ってリヴァイ課長をみると、気づかれて「……何見てやがる」とおこられた
エレン「……リヴァイ課長はどこか行かれたりしないんですか?」
リヴァイ「……あ?そんな暇あるかよ」
エレン「リヴァイ課長は休みとかとられないんですか?」
リヴァイ「……てめーらがさっさと休み取らねーと俺が取れん」
……そうか、リヴァイ課長は課長だ
そんな好き勝手休みを取ったりできないのだ。いや、きっと本当はできるけどしないのだろう。それがリヴァイ課長だ
昼休憩になると、お昼をもってきてないメンバーでぞろぞろ食堂にむかう
ペトラさんが財布をもって列に並びながら「あぁ…休みどうしようなにしよう」と色々頭を悩ませている
オルオ「……ペトラ、そんなに俺に誘ってもらいたいなら直接いえ」
ペトラ「はぁぁ……?なんで夏休みまでオルオといなきゃいけないのよ、暑苦しい」
オルオ「素直じゃねぇな…」
ひとみ「エレンだー、おはよう〜」
エレン「あ、ひとみさん!こんにちは!」
ひとみさんが財布をもって俺の後ろに並ぶ
そしてひとみさんもペトラさんとおなじく夏仕様になっていた
ひとみさんはシンプルな黒いワンピースに灰色のカーディガンをひっかけてて、靴は青のパンプス。ペトラさんとは違うタイプのファッションだ。
リヴァイ課長とデートするときもこんなかんじのファッションなのかな、きになってしまう
エレン「ひとみさんはもう休暇希望だしました?」
ひとみ「わたしはまだー、9月くらいにとろうかなーっておもって」
エレン「ずらすけいですね!お友達と遊んだりしないんですか?」
ひとみ「友達は大体販売だから8月すぎないと忙しいんだよねー」