課長がすきです

□気になる
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俺はひとみさんが好きだ。多分




ひとみさんの俺に対してすら腰が低いとことか、へらへらして明るいところとか、なんか社会人ぽくないところが一緒にいて落ちつく





ひとみ「え、それでっ?それでっ?」

エレン「それで、万事休すか…てところだったんですけど、リヴァイ課長が一緒にきてくれて先方に頭を下げてくれて」

ひとみ「わぁ先輩らしいなぁ……」




でもひとみさんは俺の上司のリヴァイ課長が好きだ。多分


課長のはなしになると目をキラキラさせてきいてくる。そんなところもひとみさんの魅力の一つだとおもうので、なんだか複雑だ


休憩時間に飲み物をかいに自販機まできたらたまたまひとみさんとあったので立ち話してしまった


でもあと5分は大丈夫……


とおもっていると俺は後ろからおもいっきしふくらはぎをけられる





エレン「いっっって…」

リヴァイ「随分偉くなったもんだなエレン、こんなところで立ち話か」

エレン「り、りりリヴァイ課長……」



振り向くと機嫌の悪いリヴァイ課長……こわい



エレン「すみません20分まで休憩とのことだったのでぐえええっ」

リヴァイ「……10分前行動をこころがけろと学校でならわらなかったか?」

エレン「す、すすすすみませ」

リヴァイ「聞こえねぇな」


ひとみ「ぁ、ぁのすみません先輩っ…私が呼び止めちゃったので……」



ひとみさんが割ってはいってくれた。が、リヴァイ課長はそれに返事をせず、一瞬だまると「さっさと戻るぞ」と俺の首根っこをつかんで歩き出す


ちらっとひとみさんをみると、「てめーもさっさと仕事に戻れ。後輩の邪魔してんじゃねえよ」と少し冷たくいいはなった


ひとみさんは「…すみません……」としょんぼりしていた。かわいそうだ


それにしてもリヴァイ課長はひとみさんに冷たい


気がする


ペトラさんとか、他の女性社員にあんなふうに冷たくないのに…ひとみさんのことが嫌いなのか……?















ハンジ「ぇ?リヴァイがひとみを?」

エレン「はい…嫌いなのかなと…」

ハンジ「…ぷっ、あははは、それはないない笑」

エレン「え⁉ちがうんですか⁉」

ハンジ「ないねー笑 なんでそうおもったの?」

エレン「いや、なんかひとみさんに冷たいなーって……」

ハンジ「そう?笑 リヴァイてみんなにそんなんじゃない?」

エレン「や、でもリヴァイ課長てペトラさんとか、他の女性社員には普通に接してるというか…ひとみさんの言うことは返事もしないでスルーしたりとか」

ハンジ「そうかなー、去年はね…あの二人仲良しさんだったんだよ」

エレン「仲良し⁉」

ハンジ「うん、まあリヴァイもエースとはいえ普通の社員だったし、管轄だったひとみにかける時間もエレンより多かったしいつもひとみを連れ歩いてたよ笑」

エレン「え、、想像できねぇ、、だからひとみさんあんなに先輩先輩いってるのか」

ハンジ「そうそう笑 ひとみもあんま社員らしくないからさぁ、犬みたいにリヴァイの後をくっついて歩いてたよ笑」

エレン「え、、みたかった、」

ハンジ「ひとみはわかりやすいからな〜笑 ひとみのリヴァイ好きは有名だよ」

エレン「確かにわかりやすいけど、、そうだったんすね、、でもなんでそんな二人が今は全く喋らないんでしょう」

ハンジ「…………さぁね〜!笑」



ハンジさんはあきらかになにかしってるかんじでごまかした

二人は喧嘩でもしたのかな、、



ハンジ「でもエレンはなんでそんなにきになるの?」

エレン「え、いや、なんか気になるな〜なんて///」

ハンジ「……もしかしてさ、ひとみのこと好き?笑」

エレン「え、いやいやいやいやっっ」

ハンジ「図星だね笑 そっかぁ、まあ素直でいいこだもんね、」

エレン「……まだ…憧れってくらいなんですけど、入社前からお世話になったんで」

ハンジ「ひとみを憧れるひとがいるってのがなんか新鮮だな笑 そっか、エレンは秋採用だったね、ひとみが担当してたのか」

エレン「そうです、ひとみさんの説明会に参加してました」

ハンジ「ひとみの説明会色々とらぶって面白かったらしいね笑 あまりに毎回とらぶるから横浜支店中で話題になってたよ」

エレン「だいぶ面白かったですね。」




それからしばらくひとみさんの話でハンジさんと盛り上がる


ハンジさんにひとみさんエピソードをきくと、なんだかひとみさんをもっと好きになった


リヴァイ課長と仲良かったというのは未だに信じられないが……








エレン「……ひとみさんって彼氏とかいるんですかね……」

ハンジ「あぁー……どうおもう?」

エレン「どう思うって……なんかいなさそうな感じします…」

ハンジ「……うーん…笑」



ハンジさんはそれをきいて腕を組んで意味ありげな笑みを浮かべてる



ハンジ「……これ言っていいのかな…笑」

エレン「え……なに⁉なんですか⁉」

ハンジ「いやーでもまずいか、、怒られたくないしな」

エレン「なにがですか⁉焦らさないでください」

ハンジ「……よし!エレンちょっとついてきて」

エレン「えっ⁉、は、はい」



ハンジさんと長居してしまったラーメン屋をでて、ハンジさんについていく


ハンジさんがむかうのは横浜支店


会社に忘れ物でもしたのか…?



ハンジ「ぁ、いたいた」

エレン「え?……あ、ひとみさん?」


ハンジさんは会社前のカフェの窓際で顔を伏せて寝るひとみさんを顎でさす

こんな時間にあんなとこで寝てなにしてるんだ……


ハンジ「こっちきて」

エレン「ぇ、ひとみさんいいんですか放置で」

ハンジ「大丈夫大丈夫笑」


ハンジさんがむかうのは会社の駐車場、車はもうほとんどない

今残っている車はこの時間まで残業してる偉い人たちだ



ハンジ「……そろそろかな」

エレン「???」




ハンジさんはそういうと駐車場の隅にかくれ、「俺に絶対声出しちゃだめだよ!」という



しばらくすると人の話し声がきこえる



リヴァイ課長とエルヴィン部長だ



二人は駐車場までくると「その案件については明日…」といって別々の車に分かれていった



エルヴィン部長の車はでたがリヴァイ課長の車はまだでない



リヴァイ課長はもう一度車からでてきてうろうろする。帰らないのか?



するとリヴァイ課長の着信音がなって、課長は電話に出る
「……だろうと思った。さっさと来い。おいてくぞ」

そういうと電話をきり、車にのりこんでエンジンをかける




また誰かの足音がきこえる




外出口のほうからひとみさんが走ってきた。なんでひとみさんが…?




まさか……







ひとみ「先輩ごめんなさぃっ寝ちゃいましたっ」

ひとみさんはリヴァイ課長の車のドアを開けながらいう
中からリヴァイ課長の「うるせえよ大声だすな」というこえがきこえた


そのまま車は出発した












エレン「……え⁉え⁉なんですかあれ⁉」

ハンジ「つまりそういうことなんだよねぇ笑」

エレン「ええっ⁉どういうことですかあの二人まさかっ」

ハンジ「まあこのことは内緒ね笑 エレンひとみのこと好きみたいだから玉砕する前に教えとこうかと思って」

エレン「ハンジさん知っててずっと俺の話きいてたんですか絶対面白がってるでしょ泣」

ハンジ「いや〜タイミングがちょっとね笑 しかもこれあんま口外するとリヴァイに殺されそうだし」

エレン「あの二人秘密にしてるんですか?」

ハンジ「ん〜一応ほら、リヴァイは課長になったし、ひとみは部下だからさぁー、、」

エレン「…なるほど」

ハンジ「別にうちは社内恋愛OKだし、てかほとんど社内恋愛だし、上司と部下が付き合っちゃだめってのはないんだけどねー、、やりにくいんじゃないかな」

エレン「……は!だからひとみさんは人事部にうつったんですか⁉」

ハンジ「いや、それはね、別の理由。付き合いだしたのその後だし。」

エレン「そうですか……はぁ……」

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