あいであ
□リヴァイさんとお馬鹿
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カチッ
ビールのプルタブの音がやけによくひびく
明るい部屋で
騒がしいテレビ
なのに何でこんなに静かなんだろう
ゴクゴク…
自分の喉を通るビールの音さえもよく聞こえる
リヴァイさん…
今頃きっと、ナミさんとうまくいっていることだろう
自分が決めて手伝ってきたことだから
これが一番好ましい結末
これでよかったんだ
私は別にリヴァイさんのこと、本気で好きなわけじゃない
憧れなだけだ
こんな人とずっと一緒にいれたらいいな、て
ただそう思だけ
一緒にいると楽しいな、安心するな、
ただそう思だけ
ずっと一緒にいたいか
ただ…
そう思だけ……
ずっと一緒に………
ひとみ「…………リヴァイさ、ん…っ」
胸のおくがヒュンッとくるしくなって
目から涙があふれた
わたし
リヴァイさんのこと
好きなんだ
ひとみ「……………」