あいであ

□リヴァイさんとお馬鹿
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昼休みに入り、部下が次々デスクから立つ中


ポケットからスマホを取り出す


今日もあいつからの返信はない


静かに息を吐いて、送信ボックスを確認するが、俺が送ったあいつへのメールは変わらないままだった


画面に気を取られているとコトッとデスクに物を置かれたおとがした






ナミ「リヴァイくん、お昼にしよ?」

リヴァイ「…ぁ?あぁ…」

ナミ「…どうかしたの?」

リヴァイ「…いや、取引中の案件のコトでちょっとな」

ナミ「あぁ!あの苦戦してたとこ?アポとれたんじゃなかったっけ?」

リヴァイ「…まあな。そのプレゼンのことを考えていた」

ナミ「そっか、うまくいくといいね!今日リヴァイくんの分もお弁当作ってきちゃった」

リヴァイ「ぁ?」

ナミ「じゃーん!これ食べてお腹満たせば良い案思いつくって!」

リヴァイ「…あぁ。」




ナミが俺のデスクに二つ弁当を広げる


あいつが作ってきたクソ趣味悪い愛妻弁当を思いだしてしまい、少し口が緩んだ





ナミ「あ!ちょっと元気出た?中身はね、チーハンにしてみました〜」

リヴァイ「…ガキじゃねぇんだ」

ナミ「あら、エレンは好きって言ってたよ?チーハン」

リヴァイ「あいつはガキじゃねぇか」



そんなやりとりをしていると、コンビニからもどってきたエレンとペトラがオフィスに入ってきて

俺たちをみるなり
「休憩室でたべますっ」
と焦ってでていった…

いらない気遣いを。





















ナミが歯磨きをしにいったので、オレもオフィスをでて自販機でコーヒーをかい

屋上にむかう


もう一度スマホを確認するが、ハンジからの「昼から熱々だね〜今日のみいこうよ!」というくだらないメールしか入っていなかった


あいつからの返信はもちろんない…


このままではらちがあかない


やっとナミとよりを戻せたというのに


あいつに何かあったんじゃないか
何処でなにしてるのか
無事でいるのか


そんなことばかり考えちまう



緊張で少し震える指を動かし、あいつの電話番号を押す






「ーーお掛けになった電話番号は、現在使われておりません…」







嫌なアナウンスが流れて、一瞬なんの音もきこえなくなった
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