ただ課長のそばにいる

□海に行く
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ひとみ「あペトラちゃんペトラちゃんみてみて!うみー!」

ペトラ「あ、ほんとだーもう見えてきたねー」

ひとみ「ハンジさんハンジさん!うみです!」

ハンジ「わぁーもう浜がパラソルだらけだね、場所とれるかな。やっぱ三連休は混むよねー」

ペトラ「オルオに取らせるから大丈夫ですよ!」

オルオ「お前はなー俺の嫁を名乗るにはまだ」

ひとみ「先輩せんぱーい!うみですー!!」

リヴァイ「たく聞こえてんだよさっきからギャーギャーうるせえ」

ひとみ「部長みてくださぃうみですっ」

エルヴィン「あぁ、見えてるから大丈夫だよひとみ」

ひとみ「えれんー海だよーっ!」

エレン「ひとみさん俺窓際なんでひとみさんより見えてます…」






今俺たちはリヴァイ課長が運転する車の中にいる

エルヴィン部長の車で、五人はこの車にのれる限界の人数だ

その車に乗ってどこにむかっているかというと、先程からひとみさんが騒いでいる海だ



事の発端はやっぱりひとみさんで、「海に行きたい」と騒ぎまくっていたのをハンジさんが拾い
リヴァイ課長に車を出すように頼んで、それならばせっかくだから日帰りでゆっくりしようとエルヴィン部長ものり、ハンジさんがせっかくならみんな誘おうと俺たちを呼んでくれた


朝早く駅に集合した俺たちは、エルヴィン部長が乗ってきた車に荷物をのせる


ひとみさんが何故か大荷物できたので、リヴァイ課長が「……なにもってきたんだ馬鹿」と拳骨をかまして駅のコインロッカーに全部押し込んできた


そんなひとみさんは絶対運転席のリヴァイ課長の隣に座るかと思ったけど、
「ねぇねぇエレン、先輩のとなりすわりなよー」
と俺に課長の隣を譲った


でもひとみさんは車酔いするタイプらしくて、さっきまで具合悪そうにしてた(なら前座ればいいのに、、


それでも海が見えてきた瞬間、急に元気を取り戻してギャーギャーさわいでる







エルヴィン「場所は我々男性陣で確保しておく、女性陣は着替えてきて良いぞ」

ペトラ「はい!ありがとうございます!」

ハンジ「さすが部長、たよりになるねー」




海に着くなり、車を駐車場にとめる


俺たち男グループは車で着替えられるため、場所取り確保をすることになった

代わりに女性陣は着替えてきて帰りに飲み物だったりかってきてくれるらしい



車からおりると、ペトラさんとハンジさんが荷物をとりだして「日焼け止めかなりぬらないと」とかはなしてる


ひとみさんは車から降りたリヴァイ課長に「先輩運転おつかれさまですっ」と話しかけてる
リヴァイ課長もひとみさんに「お前車酔い治ったか」とか聞いてあげてて、やっぱり二人の仲は羨ましい



女性陣が着替えにいったので、俺たちも着替えて荷物をもってビーチに移動した



驚いたのは、エルヴィン部長もリヴァイ課長もオルオさんも皆んな身体つきが良いこと

オルオさんが確か前、休日にジムにいって鍛えてるとかいってたけど、みんなそうなのだろうか

特にリヴァイ課長
課長は細身で小柄。てイメージが強かったけど、かなり、いや誰よりも筋肉がすごい…羨ましい……



オルオ「お、女性陣のおでましだ」

エレン「…………」


オルオさんがいったほうをみると、ハンジさんとペトラさんとひとみさんがビニールをぶら下げて歩いてきた

ハンジさんは競泳用のガチ水着にジャージを羽織ってる(ハンジさんは今日部長たちとビーチでのむだけのつもりらしい

ペトラさんは水色のビキニで、かなりスタイルがいい。

ひとみさんは白のビキニで、スタイルが良いというよりなんというか、、可愛い。
というか胸でけーな案外、盛ってんのかな、、

オルオさんはペトラさんに見惚れてるみたいだけど、他の人たちはなんとも思ってないようだ。さすがは大人な男だ……




ペトラ「おまたせしましたー!ビールとかカルピスとか買ってきましたよー」

オルオ「おぉ!サンキュー!」

ペトラ「オルオにじゃないのー!」

エルヴィン「リヴァイ、帰りは俺が運転するからのんでいいぞ」

リヴァイ「……いや、いい。帰りも俺が運転する。」

エレン「……リヴァイ課長、帰り…俺が運転しましょうか?のんでいいですよ!」

リヴァイ「……あ?俺がするっていってんだろうが」

エレン「……す、すみません…」

リヴァイ「……お前運転に自信あるのか?」

エレン「いや!ただ課長ものみたいかな…と…俺はそんなのまないので…ちなみに運転はあんまうまくないです…」

リヴァイ「……ならやはり俺がする。車ゆらすと体調くずす馬鹿がいるからな」

エレン「……あ!」


そうか、ひとみさんか

確かに、リヴァイ課長はかなり運転がうまくて、あまり揺れたりしないしかなりスムーズだ

それでもひとみさんがちょっとおとなしくなっていたので、リヴァイ課長より運転が下手だともうアウトなのだろう




ひとみ「先輩先輩ー」

リヴァイ「あ?なんだよ」

ひとみ「えちょ、先輩なんですかその腹筋は」

リヴァイ「は?」

ひとみ「え、触っていいですか」

リヴァイ「ふざけんな死ね。触ったら殺す」

ひとみ「えー……」


ひとみさんは不満そうに先輩の隣に座り込んだ


いいな、あんなビキニ姿のひとみさんにしつこくされたら俺なら死ぬ
というか触られたらおかしくなる



ひとみ「先輩、わたしの水着姿どうですかー?」

リヴァイ「…………」



あ、リヴァイ課長が横目でひとみさんをみてる



リヴァイ「……普通」

ひとみ「……え、普通ってなんですか!」

リヴァイ「普通は普通だ。普通だな」

ひとみ「えーほかになにかないんですかっ」

リヴァイ「……白だな」

ひとみ「……白です…」

リヴァイ「……以上だ」

ひとみ「……えそれだけですか‼」



えリヴァイ課長まじでそれだけかよ、あんなまじかにいてまじでそれだけかよ、、



ひとみ「あ部長っ部長も筋肉すごいですーちょっと叩いていいですか」

エルヴィン「思いっきり叩いて大丈夫だぞ」

ひとみさんが筋肉チェックをはじめてエルヴィン部長のお腹の筋肉をぺちぺち叩いてる
「すごーい硬いですーびくともしないですー」「はは、そうだろ」とやりとりする二人はまるで親子だ
「ちょっと試しにオルオと比べていー?」とバシッと強めにオルオさんを叩くひとみさんはなんというかやっぱ子供ぽくて、、
みんな全く意識してないからあんな感じなんだろうなと思う
確かにあんなふうにぺちぺちばしばししてたら意識しないか……


ひとみ「あエレンもちょっと割れてるー触っていい?」

エレン「え!あ、はぃ……」


いや、そんなことない、これは意識してしまう
ひとみさんは多分俺だから加減してぴとっと手を優しく乗せてくるけど、それが逆になんかやばい、いっそのことバシッと叩いてほしい

周りはもう飲み物を開けたりしてもりあがっていて、その空間から外れた二人だけの空気でひとみさんがそっと俺のお腹に手を当ててるのはなんというか意識せずにはいられない


ひとみ「なんかちょうどいいかんじ!」

エレン「あ、え、そうですか?入社してからあんま運動してないんでー」

ひとみ「大丈夫だよオルオとそんなかわんないし!部長のやばいよがっちがちだよ!エレンもさわってみなよー」

エレン「俺がですか……」



ペトラ「そこのふたりー!飲み物どれがいい?」

ひとみ「あ!わたしカルピス〜!」

エレン「あ、お、俺もそれで」



ひとみ「あ先輩先輩、てことで先輩のも触らせてください」

リヴァイ「は?なんでだ」

ひとみ「え比べてるんですよー、じゃあちょっと失礼します」

リヴァイ「お前帰ったらセクハラでうったえるぞ」

ひとみ「プライベートじゃないですかぁ」


ひとみさんは性懲りも無くまだリヴァイ課長の腹筋をさわろうとしてる



ひとみ「じゃあちょっと音だけで判断しますごめんなさい先輩っ」

リヴァイ「は、おま…」

ひとみ「失礼しますっっっ」



ベチンッッ



次の瞬間、すごい音が鳴り響いてみんなひとみさんとリヴァイ課長を注目する


リヴァイ課長からすっごいどす黒いオーラがながれてみんなわざと「えっとビールのひと〜」と空気をごまかしてる





ひとみ「ひゃぁ…すごい音です先輩……先輩が優勝ですっ…」

リヴァイ「……てめー……」


かなり不機嫌になったリヴァイ課長がひとみさんのお腹の肉をぐいっとつねった


ひとみ「いたたたっいたいですうっ」

リヴァイ「ほぅ、音で確かめたほうがよかったか、なら…」

ひとみ「えちょ、先輩顔叩こうとしてますよね?やめてくださぃっ」

リヴァイ「参加者はお前しかいないみたいだからお前が優勝するだろうな」

ひとみ「や、やですうっ」



ひとみさんが珍しくリヴァイ課長から逃げ回ってる……
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