きめ

□鬼狩り
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ひとみ「はぁ、、、、」


煉獄がいないベッドでひとりごろん…と寝返りをうつ

ひとみと煉獄が恋人となり、ほぼ同時に同棲をはじめて数ヶ月がたっている

が、2人は未だ恋人たちが育む夜の営みというものを行えないままだった

その理由は、肝心の夜の時間帯に煉獄があまり自由に行動できないから

鬼退治は毎日行っているわけではないが、煉獄が管轄している地区で鬼の目撃情報があれば、煉獄の鎹ガラスである要が知らせに来て、任務に向かうこととなっている

いつ鬼が出現するかわからない状況から、煉獄は夜も常に気は抜かないし、できるだけ短期間で休息をするために寝付くのも早い

その事情がわかっているからこそ、ひとみも普段から煉獄の生活にあわせるようにしているものの…

もの寂しいというのも事実

やっと恋人になれたのだから、イチャイチャしたい…という気持ちにモンモンとしていた

ここ数日はこの想いに気づいてほしくて、パジャマを新調したり、ちゅーをねだったりハグしてみたりと色々試しているが、あまり効果がみえない…





ーーー






煉獄「ただいま!」


家に上がって、いつもなら元気よく「おかえりなさい」とぱたぱた迎えにきてくれるひとみが来ないので、でかけているのかと部屋に入ると、寝室のベットの上でひとみがすやすや眠っていた

おこさないように静かに部屋をでて、シャワーをあびて部屋着に着替える

戻ってきてもひとみはまだすやすやと眠っていた

あまりに幸せそうな寝顔にそっと手を伸ばして、優しく頭を撫でると「んん…」とひとみが気持ちよさそうにする

そういえば、せっかく同棲しているというのに、鬼退治が忙しくて、こうして気を抜いてまったりする時間をあまり作れていなかった











ひとみ「ん…??」

煉獄「…すまない、起こしてしまった…」

ひとみ「…いま…なまぇ…」

煉獄「…
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