Novel

□見えないの!
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「ん…」


…なんか、モゾモゾする。
いや…
くすぐったい感触がする

そんな感覚に俺、
渋谷勝利は目を覚ます。

「な…に?」


低血圧な勝利は
ボーとしていた。

「勝利?起きましたか」

「…?ウェラー卿…って
ちょ…おま…
何してんだよ!!」


よく自分の服装を
見てみると寝巻きの
ボタンが全開。

しかも何故か
コンラッドが自分の
上に乗っかっている。


「え、何って…
言ってもいいんですか」

「いっ…いや…いいデス
つか眼鏡はどこだっ?」
眼鏡がないと
ほとんど何も見えなくて
どーにもならない。


「…俺の顔見えますか?」

「見えるわけないだろ」

「じゃあこの距離では
どうですか?」


「え…そうだな…
少しぼやっと見える
くらいだな。」

「そうですか…では、
これはどうですか」

「……っ」



…ち…近い…
ものすごい近いんだが…



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