Novel
□年上のあの人
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進学校に通う村田は
22時まで塾に通っている
きっと有利なら
寝る準備をしている
時間だろう。
「あーお腹空いたぁ…
適当にコンビニで
おにぎりでも
買っていこうかなぁ」
村田は両親が
仕事で帰りが遅いので
いつも適当に
済ましていた。
今日も
いつもと同じように
コンビニへの近道である
公園の中を歩いていた。
すると向かい側に
ふらふらっと
誰かが歩いてきた
(嫌だなぁ…酔っ払い?)
彼はいつも
絡まれてばかりなので
なるべく顔を
合わせないように
すれ違う
…つもりだった。
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