迷いの物語

□温もり
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ぬくもりが欲しかった。


暖かな、そして優しさの


冷たく凍った僕の手は


差し伸べる場所も


暖める場所もありません。




手を、つないで欲しかった。


強く、硬く、決して離れてしまわないように。


ただ、しっかりと。




それだけが、ぼくの願いでした。

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