銀魂α

□プレゼントを君に(妙+新)
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誕生日プレゼントのことで悩んでいるとは勿論言えるわけがなく妙はうろたえる。

「え、いや…何んでもないわ」

「?」

新八は首を傾げると足元に転がる神楽を見て冷や汗を流した。

「神楽ちゃん!!」


しゃがみ込む新八を余所に妙は教室の前を歩く担任を見つけた。

「銀ハ先生ッ」

「ん?」

「来週の新ちゃん誕生日覚えてますよね?」

妙は冷ややかな笑みを浮かべ新八の恋人、つまり妙のライバルともいえる銀ハを見上げた。

「12日だろ?」

「えぇ。もちろんプレゼント、用意してあるんでしょ?」

恋人ですもの。一週間前から用意しておいて当然よね?とでも言うかのように銀ハに攻撃的に出た。

「まぁね、用意ぐらいしてあるよ」


「そう…」

普段ぐうたらとしているが、新ちゃんのこととなればやはり侮れない、と妙は思った。

「何?オネーサン用意してないの?」

ニタァと効果音が付きそうな笑みで妙を見た。
図星な妙は言葉が出なかったため息だけ吐いた。

「プレゼント、俺が何やるか知りてーか?」

「…っ……」


妙が珍しく押されている。
新八に関することはどうも弱いようだ。






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