銀魂2

□小悪魔(銀新)
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「完全に目が据わってる…ダメだな」
「なぁにがダメなんですかぁ〜ほら、お前も飲め…なぁんてな、未成年にはまだ早いですぅ」
「新八、どうにかしてくれよ、この天パ」

お登勢は忙しそうに接客しながら新八に言った。新八は頭だけ下げると銀時の方に振り返り手に持ってた酒を奪った。
そして一気に喉へと流しこんだ。

「あー俺の酒ェ」

するとその酒がよっぽど強かったのか新八の顔は一気に赤く染まった。
そしてろれつも上手く回らなくなってしまった。
それでも新八は飲む事を止めなかった。

「止めとけって新八」
「いっつもそーらって僕を子供あつかいしれぇ」
「わかった悪かったよ」

銀時の方は新八とは逆に酔いが冷めてきたらしい。

「わかってないれすよぉ…ヒック…」
「飲みすぎだぞ…」

すると新八は口元に手をあてた。

「うっ…気持ち悪い…」

すると銀時は大丈夫か?とだけ聞くと新八を抱き上げた。
そして店の外にあるトイレに入った。

新八を個室に入れ銀時も必然的に一緒に中へ入った。

「新八?大丈…」

銀時が言い切る前に新八はドアの方に回り込んだ。そして静かに鍵をかけた。

「新八?」

新八は赤くなった顔を上げニコッと少し照れたように笑った。
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