青の祓魔師

□顔も見たくない
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「おっかしいなー…雪男どこにいんだ?」

燐は弁当片手に雪男の教室を訪ねるが、本人はそこにはいなかった。
携帯電話も先ほどから繋がらない状態である。

「もう一回探すか…」

燐は校内隈無く探した。

しかし、雪男はどこにもいなかった。

「急に任務でも入ったのか!!」

そう思い付くと、メフィストのいる理事長室へ走った。

「おや、奥村君。どうしました?そんなに慌てて」

「雪男を出せ!!じゃなかった、今任務なのか?」

「奥村先生?彼には任務は命じていませんが?」

メフィストは燐にそう告げるが納得いかなかったのか、燐は理事長室を探した。

「愛想つかされてどこか家出したんじゃないですか?」

メフィストはにやにやと燐を見ると、燐は不快に思って理事長室を後にした。


「雪男のやつ、まじでどっかに行っちまったのか?」

燐は自分の吐いた言葉に首を横に振った。
考えたくもない、自分を置いてどこかへ行く雪男をと。

塾の時間になれば会えるだろうと思っていたが雪男の授業は変更しておりシュラの授業になっていた。

本格的に雪男がいなくなった。








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