銀魂2
□ヒーロー(銀新)
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「明日は俺一人で仕事しに行くわァ」
いつものように銀時は天パの頭を掻きやる気がなく言った。
「依頼内容ってなんですか?」
「んー…あッ昨日買っておいたチョコまだ食ってなかった!!」
「銀さ……もぅ…」
銀時はごまかすようにその場を逃げていった。
次の日の朝、銀時はいち早く仕事へ出掛けた。
「銀ちゃんは?」
「仕事に行ったよ」
「珍しいネ!!空からクソでも降ってくるカ!?」
「汚いよッてかそんなの降ってくるなら仕事行かないでほしいッ」
新八は時計を見るとそれは午前9時を指していた。
「ちょっと早いけど買い出し行こうかなー…神楽ちゃん手伝ってくれる?」
「任せるヨロシ!!」
朝早い事もあって二人は少し遠めのデパートに着いた。
「広いアル〜大江戸ストアなんか目じゃないネッ」
「神楽ちゃんは初めてだっけ?だったら買い出し済ませたら自由に廻っていいよ」
すると神楽は飛び跳ねて喜んだ。
神楽の手伝いもあって買い出しは意外にも早く終わって自由の時間がやってきた。
「新八も一緒に行くネ一人じゃつまらないヨ」
「うん、どこに行く?」
「ん〜…あッ!!!アレ何アル?」
神楽の指がさす先はデパートの中央広場だった。