銀魂2

□四月馬鹿。
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今日はエイプリル・フールという日だ。
まぁ訳すなら四月馬鹿。
この日は嘘をついてもいい日だから俺はとんでもない嘘でもついてやろうと思った。

もちろんターゲットは新八だ。
アイツは素直だからな、すぐに人の事を信じる。
危なっかしいが、そこがまた可愛く思える。

四月一日。
当日俺は早くに目が覚めた。
カレンダーの前で確認するとよしッと自分に気合いを入れた。

「おはようございます」

お、ターゲットがやってきた。

「おう」
「あれ?早いですね」
「ん、まーな」
「神楽ちゃん起こして来て下さい、朝ごはんの用意しますんで」
「おー」

プクク…呑気なもんだ。自分が騙されるとも知らず。
俺はとにかく笑いを堪えて神楽を起こしに押入れに向かった。

「起きろ」
「レディーの部屋開けるなんて失礼ネ」
「レディーでも部屋でもねーだろ」

もちろん神楽は俺の作戦は知らない。


「ニヤニヤして気持ち悪いアル」

朝食中に神楽が言ったが気にしなかった。
そして俺の作戦は始まった。
作戦とは新八を万事屋から辞めろとクビにする、そしたら新八は家に帰る。
そして俺は日付が変わる四月二日に家に行き、嘘だったと告げる…その後は仲直りの印しに……
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