銀魂
□ハロウィン(銀+神)
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10月31日、ちまたではハロウィンという天人が持ってきたイベントの日だった。そしてここ万事屋でも――
「ねーねー銀ちゃんハロウィンってなにアルか?」
朝食も終えソファーで三人がくつろいでテレビを見ていたら神楽が銀時に聞いてきた。
「テレビでいってるヨ」
と神楽はテレビを指差した。
「ハロウィン?お前そんなことも知らねェのか、よーく聞けよ。ハロウィンとは銀さんデーだ!!!つまり俺にお菓子をやらなきゃいけねェの」
銀時の言葉に新八は白い目で見た。
「へぇ銀ちゃんデーかぁ」
「違うよ神楽ちゃん、銀さんの命日だよ」
と新八が神楽に訂正した。
「え、俺死んでんの?」
「糖尿予備軍が何いってるんすか!!!確実に糖尿病決定ですよ」
神楽は二人のやり取りを聞いていたが
「ねーねーハロウィンはー?」
としびれを切らして新八の着物の裾を引っ張った。
「ハロウィンってのはね、仮装をしてよその家に行ってTrick or treatっていうんだよ」
「とりっくおあとりーと?」
「そう、意味はお菓子をくれなきゃ悪戯するぞってゆーんだよ」
新八がそう説明すると神楽は納得したようすで何を思いついたのかニヤっとした。