D.Gray-man

□僕のプレゼント(アレ神)
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「何だ、その手は」

朝一番、神田の自室を訪れたのは彼の仲間もとい恋仲であるアレン。

アレンは輝かしい光りを放つかのような笑顔で右手を神田に差し出した。

「今日何の日かご存知ですか?」

神田は視線をアレンから外すと考えるそぶりをみせるが直ぐさまあきらめアレンに向き直った。

「さぁな」

アレンの差し出された手は微かに震え笑顔に黒さが出てきた。

「やだなぁ神田、僕そーゆー冗談嫌いですよ?」

「知るかッテメーこそ安眠妨害しやがって!!言いたい事あるならとっとと言えバカッ」

プチと何かが切れる音がし黒いオーラに包まれた笑顔のアレンが神田に近づいた。

「そーですか…だったら今日が何の日かわかるまでキスはおあずけですッ」

そう言ったのはアレンなのに宣言したそばから神田に深くキスをした。

「ん…っ……は………バッ…今、しねぇっつったろッ」

「これが最後になるかもしれないからですッ」

頬を膨らませたアレンは神田を一睨みするとズカズカと自分の部屋へと帰って行った。

「何だよ、モヤシのやつ」










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