小説

□帰ってきたあいつ
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ゴロリ「ノッポ?!貴様生きていたのか!?」


ノッポ「ハハハハ!私が貴様の作った段ボール空気砲で死ぬわけがないだろう。ハハハハ!」


ゴロリ「………くそっ……!!!やはり年季が違いすぎたか……!」


ノッポ「ふふふ。確かに君の作った空気砲はなかなかだったよ。しかし……!君が攻撃したのは段ボールで作られた私のダミーなのだよ。」


ゴロリ「なんだと!?あの時、確かに血は流れたはずだ!」


ノッポ「年季が違うのだよ年季が…!私の手にかかれば絵の具でダミーの血を作ることができるのだよ。」

ゴロリ「だがあの場からどうやって逃げたというのだ?簡単に逃走できるような地形ではなかったはずだ!」


ノッポ「ふん…!段ボール戦車を忘れていないかい?」


ゴロリ「まさか!筒状にした段ボールの中に入って四つんばいで歩けばどんな地形も走破できるという……!」


ノッポ「そうさ。さらに段ボール表面に輪ゴムを大量に張り付けたら路面への食い付きも素晴らしい。ミュールの低いどんな地形も無敵だ。ハハハハ!」


ゴロリ「……くそぅ…くそぅ……くそぅ!貴様なんかに…!くらえ!輪ゴム鉄砲」


ノッポ「…段ボールシールド!」



攻撃を防がれて絶望の色が見え始めたゴロリにさらに追い打ちをかけるノッポ



ノッポ「本物を教えてやる!これが年季の入った輪ゴム鉄砲だ。輪ゴム3連発発射!!」



パパパン…!







ズゴォォォォオン!バゴォン!アババババ!ドンガラガッシャン!



舞い上がる煙
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