★おとぎがたり★

□儚き海と陸の定め 中編
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「ふーん、中々面白い事になっているようね。」





暗い暗い光が届かない場所に一対の赤い眼が歓喜に歪む。

ソレが見ているのは仄白く怪しく光る玉。

映し出されたのは黒曜の瞳の姫と紅い髪の王子。




「さて、どうしてくれようかしら?」





低く、不気味な声が辺りに木霊する。





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