Sweet-hony

□High-Tension Love StoryU
2ページ/10ページ

昴が無理矢理、体育祭実行委員に選ばれ数日がたったある日
            いつものように、私は校庭を走っていた
                        「ハァ…ハァ…」
            風が気持ちいいなぁ
            隣に由宇ちゃんが居れば、もっと楽しいんだけど…
                        「智紀!もっとペースあげようぜ」
                        「!!」
            男子生徒の声が聞こえた方を見つめると、楽しそうに走る智紀先輩が居た
                        今日も格好いいな、先輩
            あれ以来しゃべってないし…
ってゆうか、私に興味ない?もしかしたら婚約者候補なのが嫌なのかも
昴には、婚約者にしてくれって言われたりしたけど、何も音沙汰がないのは智紀先輩だけなんだよな…
                        そんな事を考えながら、葉月は走るのを一旦やめて、近くにある段差に腰を落としてスポーツドリンクを飲んだ
                        「うまーい!はぁ、まだかな由宇ちゃん」
            葉月は、校舎を見つめた
                        スッ
            ?
            「どうしたの?高坂さん」
            「わっ!?」
                                                                        
「智紀先輩!」
            葉月は、驚いた顔をした
            もう、他の男子生徒は帰り支度をしていた
                        「誰か待ってるのかな?」
            智紀は、葉月の隣に座って聞いた
                        ドキッ ドキッ
「い、いぇ…その…トモダチを待ってます……」
            顔を赤くする葉月
            「友達?それって昴の事?」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ